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2014/03/30(日)
ほおっておいてもらえる権利
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と、いうわけでヒラタユミは無事帰って来たようである。詳細は知らんけど、聞く事でもないし、本人が語りたくなったら聞くことはあるでしょうし、語りたくないなら別にいいことです。
私は彼女を演劇人としてかっているので、戻って来て良かった良かったではすましません。現在の様子がわからんので現時点で言うことではありませんが、説教しても追い込まない大丈夫だいう段階になれば説教すると思います。いかなる自浄が会ったかは知りませんが、少なくとも笑の内閣では何日か連絡が取れなくなったことがある人間は怖くて使えません。彼女の今後の演劇人生では絶対にハンデになると思います。しかし、乗り越えて続けるというのであれば、全面的にはしませんが貸せる力は貸すとは思います。私は才能で人を差別します。才能がない奴なら、良かった良かったで終わらせつつ、演劇関係者としては今回でアウトです。しかし、彼女は才能があるのでその分は大目に見ると思います。親御さんにも見つけるためというより、事の重大さをわからせるために捜索願を出した方がよいと言ったわけだし。 正味、親御さんから第一報をもらった段階で、こういう形で協力するのは、どうかなというのもありました。私は、のるて、風営法、ツレウヨこの3作品通じて、「日本の素晴らしさは、愚行権があること」であり、もっと「ほっといてもらう権利」を増やさなければならないということを訴えているからです。ですから、「家出」という行動は彼女にとって愚行をする権利、ほっておいてもえる権利であるのに、それを侵害して良いのかというものです。
しかし、私は革新ぶってるけどやっぱり保守的な人間なので、彼女の愚行権より、親御さんの心配の方に心情が傾いてしまったし、単純に私自身が彼女が心配であるというエゴに従ってしまったし、私はもっとエゴイストですから「我々の近しい京都演劇コミュニティにいる人間は、突然姿を消しても、ツイッターで心配されてしまう」という事を示したかったのです。12年京都で芝居してりゃ、そりゃ連絡が取れなくなった奴は何人もいます。冷たい言い方すれば今回の彼女の失踪は、笑の内閣としては今仕事を頼んでるわけではないのでなんの損害もない。しかし、過去には出演者が云々とか、アンケートあずかってる奴が連絡とれん(つまり、個人情報流出のおそれがある)とか危機もあったわけです。ゆえに私の近しい演劇人が連絡が取れなくなるということは、許したくないわけだし、すぐ捕獲されるという実績が作りたい=今後誰かがなんかあっても姿を消したいと思っても無駄ですよと示したかったのであります。
良くも悪くも、他のRTとかしていただいた皆さんは、そこまで深く考えず、ただ心配をして協力して頂いた。あえて悪くもとも書きますが、これをしてくれる京都演劇界の皆さんと芝居を出来るのはありがたいし頼もしいなと思ったわけであります。
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