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2014/03/21(金)
演劇人でも子作り出来るか
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例のベビーシッターの事件を私はかなり関心を持って見ている。
杉並区議会議員だかが、「知らない人に預ける母親が云々」とかぬかしているようだが、子供を失ったばかりの母親にそんなことを言うのは人間のクズであると同時に、そもそも誰のせいやと言いたいですな。彼女は、突然の出勤命令が出たわけだ(そもそもシングルマザーに突然出勤を命じる企業がどうかしてるし、そんなクソ会社で働かなきゃならない状況が間違ってる)。それに対し、行政がまともに対応出来れば、あんな胡散臭い奴しか頼れないなんてことにはならない。自分の事棚に上げて議員がなにを言うとるのやて話である。
昨今の少子化について腹が立つのは、子供を作ったら、24時間母親であれ、24時間父親であれみたいなことをいう輩がいることである。そんなアホな話があるかい。私は主は「演劇人」ではあるが、家にいる時は旦那としての責務を果たすし、バイト先にいる時は職務をこなすために懸命に働いてるし、甲子園にいる時は阪神ファンとして勝利のために応援するし、競馬場にいる時はギャンブラーとして勝つために予想する。父親になって、その他の時間を少なくすることはあっても、健康で文化的な最低限度の生活をするにあたり、演劇人であること、仕事人であること、阪神ファンであること、ギャンブラーであることを放棄する気等さらさらない。
つまり、24時親でいなくてすむバックアップというのは国家の責務である。だいたい、少子化を解決するには最低2人作らなあかんのである。そのためには、夫と妻としていやらしい気分になってセックスをせなあかんのに、24時間親でいろじゃ無理じゃん。仕事ですら満足に預けられないでは、遊びでどうこうどころか、夫婦間に必要不可欠であるいやらしいセックスするために託児所預けるなんざ不可能である。
しかし現状、曾野綾子とか長谷川三千子みたいな馬鹿なババアが、「子育て期間くらい色々我慢しろ」とかぬかしてるわけで、立場がまったくわかってないね。国家と妊娠適齢期の女性、どちらが立場が上なのか。女性は別に子供がいなくたって困りはしない、しかし国家は少子化では困るのである。ならば、困っている方が、それを解決してくれる立場の人にお願いをするのが筋である。つまり、本来は「言う事何でも聞きます。無条件で甘やかしますから子供産んで下さい」て頼むのが筋だ。それが、文明のもたらした悪しき有害な、生殖能力を失ったババア(石原発言引用して曽野や長谷川をdisってんだから、わしが言った差別発言みたいに抗議してくる馬鹿は無視するからね)が偉そうに、何様だって話だ。
で、そうなると、もう演劇人が稽古に行くからとか子供預けるとか絶望的じゃねえかと思ったわけです。私は数年前まで子供とか絶対いらん、子はラーフラ(障害て意味ね、仏教徒なら元ネタくらいしったるだて言えよ)だと思ってたけど、妻は欲しいなあと言ってるわけです。で、私も結婚してちょっと考え代わって、私は日々変化のある生活が好きなのだが、そのひとつとして子供は面白いかもなと思うようにもなったわけだ。しかし、妻は今年33なので、後2年で羊水腐る(これも倖田來未とか言っとかねえと抗議くるんだろうな、あーめんどくせー)のでリミットが迫ってるのである
しかし、現状お金がないという以上に、今してる劇団活動な時点で子育て出来るのかて話である。毎日稽古に行き、本番になれば缶詰、遠征なら1週間いない。(これはうちの劇団だけだが)そのテーマに沿った講演会や集会に行き、識者と交流を深め、スピーチにたつスポークスマン的役割。そんなの子供がいたら出来ない。となると、演出助手を付け、私は週1しかいかないとか、役者出演はせず、本番もずっといないとか、スポークスマンは別に置く(これは子供関係なくまじでほしい、現状規制問題やネトウヨ問題や風営法についてまともに喋れるのが私しかいないのはまずいし、今までは学者や政治家がみんな私より上なので、健気な若い演劇人がそのテーマで芝居やりたいんですって可愛がってもらう戦略でうまくいってたが、35になって年下の学者や政治家が出てきたら通用しない。一回り下の、可愛い女の子劇団員に引き継ぎたい)とかしないと無理(もしくは保育資格のある劇団員いれるか)。
収入面だってそうよ、現状のバイトの時給考えたらむしろ働いてる間預けたら損すら考えられるし、かといって演劇で食う言う手もな、ワークショップみたいにいくら時給高くても「何時にどこにいる」系の仕事だと無理だし。我が夫婦の収入考えれば、妻が働きわしが主夫が良いのだが、在宅で書き物仕事とかないと辛い
しかし、貧乏なので田舎の親を頼れない(貧乏なら田舎ってのは現実を知らない奴のいい分、貧乏だから週1で芝居を見るとか文化人の講演会にいくみたいな、健康で文化的な最低限度の生活をするには都会に住まないとならない)となるとこりゃ詰んでる。てのをベビーシッター事件をきっかけに真剣に考えたのである。
そこで、考えたのは2人で1人を育てるのは無理だが、10人で5人なら育てられるんじゃないかてことだ。ある意味、古い考えであるが、子育てシェアリングだ。
例えば、内閣関係は最近結婚出産ラッシュ。で、徒歩10分以内に5組の夫婦で住んで、お互い交代で預けあうのだ。そうすると、一人っ子でも兄弟が増えるし、おさがりとかもしやすいメリットもあるし、子育ての悩みも一人で抱え込まない。公共の保育所じゃなきゃ、信頼出来ない他人は怖くて預けられんが、内閣出演者なら例え最悪の事態になっても恨まずにすむ。
とりあえず、これを最近子供産んだ栗岩夫婦やヒロフミ夫婦(ヒロフミに信頼して預けれんのかとかは別だが)に提案し、今後しそうな肥後橋夫婦やシモンさんとこや松山んとこ巻き込んで、みんなで伏見のヒロフミの家近くに住んだら出来ないかなあ。で、色んな劇団も各々の劇団でそういうコミュニティを作るしか、すでに演劇人が子供とか無理ではないかと思うのです。
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