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2014/08/22(金) 福島合宿報告
 と、いうわけで笑の内閣、福島合宿に行ってきました。今回公演に関わっていない人間も含め、総勢18人。19日夜にハムプロを見た後、深夜バスで出発。丸山、田中、わしなどは深夜バスで酒呑みまくって泥酔し、東京からいわきのバスでもバカ話ばかりというテンションで向かったのであるが、その空気は福島についてかわっていく。

 今回はいわき湯本から、被災地のツアーをしているNPO法人ふよう土の方にガイド手配をお願いした。今回は四倉在住で元郵便局長の猪狩弘之氏がガイドについていただいた。

 まずは、桜の名所で、現在は途中で居住制限区域と立ち入り制限区域をわける夜ノ森桜のトンネルである。5月に行った時は、雨だったので線量が高かったが、その日は晴れていて1・2マイクロシーベルトくらい。通り一本挟んで、向こうは保証金700万、こっちは0という様に衝撃を受ける面々であった。

 無人で草がボーボー生えた富岡商店街、殉職した警官が乗っていたパトカー、止まったままの富岡駅、津波のがれき後に除染した土が入れている黒の袋などを見てるうちに、みるみる参加者の笑顔も消えている。常に、笑える発言をいわないと気が済まない、丸山交通公園ですら「これはしんどいすわ」と泣いているのである。

 そのまま、Jヴィレッジ、前回は立ち寄らなかった久之浜の津波に堪えた神社や仮設商店街で津波の映像を見たりして、道の駅四倉港でツアーは解散。

 次に、小名浜に向かう。アクアマリンふくしまに行きたい面々もいたが、閉館時間がせまっていたので、名高い小名浜ソープ街(繁華街のススキノや中州とか、もろソープだけの雄琴と違って、普通の民家の隣がソープで、駐車場で子供が遊んだりしてる)そのまま昼はかまぼこ屋勤務しつつオルタナティブスペースUDOKを主宰する、小松理虔氏のお話を伺う。たいへん濃い話をして頂いた。

 湯本にある宿に戻り(1泊蒲団無し980円という格安宿である)、みんなで反省会。みんなつれて来た甲斐があったような、今後の芝居作りに関して見方が変わった発言をしてくれた。まあ、1時間もしたら、ひどい下ネタ三昧で「中高生よりこどもでゲスい」と言われたわけだが、わしはドミニオン三昧。

 2日目は、朝から「フラガール」の舞台、常磐ハワイアンセンターことスパリゾートハワイアンズで遊ぶ。非常に楽しいプール施設ではあるのだが、寛平ちゃんが来ることもくわえ、夏休みゆえ混みすぎてた。流れるプールが流れずに人がぶつかる。スライダーも30分待ち、フードコーナーのロコモコもすごい待ちだった。まあ、修学旅行気分なのでばか騒ぎ泳ぎしたり、フラダンスショーに飛び入り参加したり、浴場でダラダラしたりと、おおむね楽しかったわけだが、2点ダメだしすると、館内用電子マネーがないため、なにか買いたかったらいちいち更衣室に戻ってお金をもってこないとならないこと。更衣室→プール→浴場て構造のため、風呂に入ってから海パンをはいて更衣室に戻らないとならなくて気持ち悪い点である。

 その後は、湯本駅前の居酒屋で名物メヒカリ(まだいわき産のは採れなくて、愛知県産なのだが)を食し、宿では地元の演劇ミニコミ誌を作っている方から、
いわきの演劇事情と被災した時の話を伺う。

 3日目は、湯本のいわき石炭・化石博物館に行く。いわきで出土されたフタバスズキリュウの化石や、いわきの炭坑の様子を勉強する。けっこう見応えたっぷりの博物館だった。また、町中「超高速!参勤交代」ののぼりやポスター、特集記事なども貼っていて、盛り上がっていた。
 
 そのまま平地区に移動し、アリオスの外観だけ見学(フラガール甲子園開催中のため、中は見れず)。その後、地元に帰っている鈴木ちひろと4ヶ月ぶりの再会で昼食を食べて解散。みなは各々東京に帰る中、車組は岩手へ北上することになったわけだが、それは別記事で

 実際の現場をみれたのはもちろん、猪狩氏、小松氏、この方と3人とも、別な状況で被災し、また原発へのスタンスも違うので勉強になる。スタディツアーとしては、三者三様の意見を伺えたのはみなにとって貴重な体験になったと思う。もちろん、ハワイアンズという遊び部分や、夜中の修学旅行的飲み会(いや、修学旅行に行く子はまだ飲んじゃダメだけど)も含め、勉強と楽しさのバランスを自分で組んでおいてかなり良いツアーを組めたと自画自賛したいと思う。

 なにより、これだけ充実したツアーを、交通費、ガイド代、宿泊費、施設入館料含め2万8000円で抑えられたのだから、破格だと思う。ツアーコンダクターとしてまた開催したい。まじで、内閣いわき公演+被災地ツアーしたいなあ。


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