ヒビサマ今日の一言
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2014/09/30(火) 明日は、ロフトプラスワンでツレウヨ上映会
ロフトプラスワンウェストでの、「ツレがウヨになりまして」上映会&トークは、明日10月1日19時〜に迫りました。
 トークゲストは内田樹さんと、凡どどラジオ http://bondoodle.tumblr.com/ ということで遠方の方でもトークは聞けます。
 とはいえ、もちろん、ツレウヨじたいは会場じゃないと見れないし、生であれば、質問も出来るので、見に来て下さい。
 おかげ様で予約を見る限り、「差別デモへのカウンター界隈」の方はらくさん予約して頂いているようです。しかし、演劇ファン、演劇人が少ない。演劇関係者来易いように、芝居が少ない平日の水曜日夜にしているのだけどなあ。「反ネトウヨ的に必見の作品である」ということは既に散々書いているので、演劇的にロフトの可能性を欠きます。
 ロフトプラスワンのブランドは東京では確立していてこの春満を持して大阪進出したようですが、このま座亭の平野さんとも話してて、大阪ではまだまだ苦戦しているようです。トークショーに金を払う文化がないのか、「こりゃすげえぜ」てゲストの回でも一桁とかもあったそうで。
 しかしですね。こういったサブカルの殿堂的場所は演劇ファン、演劇人にとっても必要な場所だと思われるわけです。様々な知識を得るには、トークショーという選択肢もあるのです。だいたい、芝居なんて7割は面白くないが、トークショーはほぼ100%面白いのだから費用対効は高いはずだ。
 そして、ロフトでは上映会が出来る。と、いうかやろうと思えば公演も出来る。当日IN当日outが基本だが、立地と値段からいえばかなり安い。演劇関係者こそ、うちのイベントだけでなくてもまず来た方がよい。
 そしてツレウヨはまじで演劇的にも必見だと手前味噌だけどいうので、来て下さい。明日です。内田樹さんのトークついて、実際の公演の時より安いんだぜ。
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/27175

2014/09/15(月) 早割で買ってくれ
 本日の23時59分で「超天晴!福島旅行」の早割は終わりである。

 諸江と黒須が異常なまでに売っているので、すでに早割終了時の目標枚数に達しているという事態なのだが、こうなった以上は上方修正である。

 しかし、早割に関してはまだ誤解があって、ありがたいことに「定価でかわないとまずいのではないか」「安く買っては申し訳ない」という人もいるのである。

 とんでもございませんである。そもそも、安く買われると劇団経営的に不味いのなら、早割制度等しない。極端な話、全席早割で買われても赤字にはならんと思う(つまり、前売りや当日で高くなる分くらいが利ざやにならんとやってられん)。私を誰だと思ってるのだ。私は己が一番大事な筋金入りの自分本位主義者だ。お客さんのために安くしようなどと思うわけがない

 なぜ、早割をするのかといえば、安くするのにメリットがあるからである。残念ながら小劇場の世界は直前じゃないとチケット売れないのである。しかし、芝居の追い込みの時期と、チケット販売の追い込みの時期が重なるのは、とてもしんどいことだ。政治家が選挙の時期にも議会があるようなもんだ。票をとることと立法なんて同時に出来るもんではない。チケットと芝居作りだって一緒である。なら、ずらすまでである。

 なにより、1ヶ月前に予約がたくさん入っていると精神衛生上よいし、早めに入金が多ければ小道具や衣装の予算をアップしグレードアップすることもできる。10ステもやるので直前に予約のムラが出来ると解消出来ないが、1ヶ月前ならうまくばらけさせらてるし、多いところは受付要員多めに、少なめな回は受付を少なくし人件費を削減出来る。いいことずくめである

 本来はそんなことしなくても発売即ソールドアウトならいいわけだが、残念ながらそのレベルではない。なにせ、2012年のツレウヨ初演の時なんか露骨で、それまで1週間前まで2桁で、やべえやべえといいながら最終的には300台が続いて、こりゃかなわんと早割をはじめたら、早割終了3時間前で70人で全然効果ねえよと思ったら、3時間で150人予約入って220人。その後早割終了から3週間で30人しか入らなくてなんやねんと思ったら、残り1週間で200人はいって450人という、「本当世の中直前でしか決め得ねえやつばっかりやないか」と思ったので、まあ早割というのはとても効果があるのですね。

 どうしても、当日の3000円分を払いたいという方は悪い事言いません。早割で購入した上で、寸志として1000円包んでくれて全然構いません。と、いうかたぶん、この調子だと明日で売り切れるステージもあるし。

 http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=57380

2014/09/06(土) 学生演劇祭レビュー1
学生演劇祭全団体レビューします

15位  立命芸術劇場
脚本 30 演出 1 スタッフ 2 演技 3 キャスト配置 30 独自色 3 45分 10 ビジュアル 25 笑いへの畏怖 5 好み 80 = 189

 昨年かなり酷い出来であぜんとさせた立芸であったが、今年もかなり危険な出来である。空間をつかめていないための無駄な暗転とかまでは多少改善出来ているが、やはりまだ暗転多いし、脚本じたいの無理筋も多いし、むしろ設定じたいはまだ面白みがあったあらすじより劣化してる部分がある。

 前も言ったが、これは先輩の責任。運転に例えれば、縦烈駐車や、坂道発進が出来ないのはともかく、ブレーキやアクセルの踏み方すらまだわかってない状態である。立芸の売りである舞台美術が使えない、演劇祭は不利であるが、これは本当になにがどうで、ああであるか先輩が伝えなきゃダメ。

14位  劇団トポス
 脚本 75 演出 5 スタッフ 5 演技 4 キャスト配置 40 独自色 5 45分 15 ビジュアル 10 笑いへの畏怖 15 好み 120 = 294

 かなり観ていて辛い出来であったのだが、脚本点はそこまで低くはない。物語として破綻してはいないからである。もちろん、あかん点はたくさんある。まずは設定過多。別にロボットの話じゃなくても成立するし、出発って設定もいらんかった。

 そのうえで、彼女たちは今回演劇祭に参加した意義が一番ある団体であると言える。あまり外に出ていないために、今まで、同世代の人間がここまでできる。ここまで派裁定しなければならないてわかってかった感が強いので、それがわかれば素直な作風だけに伸びる。特に、少年役の子は良い演技をしていたし

13位 ナマモノ
 脚本 85 演出 12 スタッフ 10 演技 5 キャスト配置 25 独自色 21 ビジュアル 15 45分 18 笑いへの畏怖 40 好み 100 =331
 前回の演劇祭では、きっちりわかりやすさと面白さを求めて、下手でも勝ちに行ったヒラタユミ作品だが、今回は一気に勝ちに行く気が見られない作品になってしまっていた。いや、彼女がやりたいのはこっちだろうし、脚本を「文学的」に見ると、こっちのが優れているのだが、コンクールであるということを考えるといただけない、こういうのはなれた客が多い試演会向きであって初見の客が多い演劇祭では危険である。

 伏線の貼り方等は、3回見ればわかる的なよいものはやってるのだが、いかんせん、表現の仕方がもったいない。ああいうのはギクリとする台詞もあるのに単に聞くだけだと本当にかったるいので、高間響祭の時みたいに、ずっと水を流すみたいな、釘付けに刷る演出ひとつあればかわったんだが、ただ笑いをほぼ排除してる点は偉い。畏怖点高い。

12位 劇団愉快犯
脚本 60 演出 10 スタッフ 7 演技 2 キャスト配置 20 独自色 6 45分 16 ビジュアル 10 笑いへの畏怖 10 好み 235 = 376

 昨年は一番私の評価をえた愉快犯であるが、今回は低い。コメディである。コメディであるが評価は低い。なぜかというと、そこまで面白い笑いがないからだ。
 こう書くと身も蓋もないのだが、てんで笑えないわけではない。そこそこ面白いネタもあるのだが、笑いに対して、これはこうしておけば笑うだろうって点が甘いし、浅い。あとは設定過多だが、未回収が多いし演技力にも難がある。もっともっと、笑いに対して研ぎすまさねばならないと思う。単純にまったく同じ脚本でも、必死こいて動きまくって汗かいてれば印象が違う。なんか楽してるように見えるんだよな

11位 SFP
脚本 95 演出 8 スタッフ 5 演技 3 キャスト配置 30 独自色 6 45分 12 ビジュアル 15 笑いへの畏怖 15 好み 210 = 399

私が現役の頃は「私たち女子大でございますの」というような上品で、少女漫画みたいな作風なSFPが2年前は「わしら女子大ですねん、野郎がいないし気楽ですのや」みたいになってて、びっくりしたがちょっと揺り戻しで中途半端になってたなあて感がある。笑いへの真摯さはあるし、実際脚本上で読めば、そこまで面白くないことを言ってないのだけど、圧倒的に技術が足りない。死神と、幽霊の会話、あれ今の1・5倍のスピードで漫才風な掛け合いにすれば笑いとれるんだが本当に惜しい。

 ラストの落とし方も悪くないが、やっぱり「売り」がなさすぎるので「お嬢様路線」にしろ「バカ女子大路線」にしろ、色を作らないと

10位  BKC
脚本 70 演出 12 スタッフ 8 演技 5 キャスト配置 30 独自色 9 45分 15 ビジュアル 28 笑いへの畏怖 20 好み 215 = 412

序盤かなり危ないなと思ったが、後半の物語を単純化させたゆえの畳み掛けはよかった。しかし、最後の台詞でぶちこわしている。「面白いからですよ」は絶対ダメ、登場人物の行動動機を、愉快犯(劇団名じゃなく)的な楽しそうだから、にするともうとたんに話が陳腐になる。あれが最後の台詞が「自分が死にたくないからですよ」だったら、結局登場人物全員自分本位ってことになり芝居に厚みがまし、脚本点と好み点で150点は評価が違ったと思う。本当にぶちこわしである。ああ、勿体ない

 演技演出面では特になんだ(減点もないが)はいなが、とりあえず可愛い子が、本当に可愛かったのでビジュアル点は高い。

2014/09/05(金) 学生演劇祭レビュー2
9位 第三劇場
 脚本 105 演出 18 スタッフ 12  演技 7 キャスト配置 30 独自色 13 45分 10 ビジュアル 12 笑いへの畏怖 30 好み 240 = 477
 
 芝居をやる上で、戦隊ものをとりいれるのは、使い古されているだけによっぽど破壊力のある設定をやらないと難しいので、見事に滑っていると言っていい。演技も悪くないし、笑いは愉快犯とそこまで面白いネタもないが、笑いを舐めていないのは好感であるが、売りも少ない。まさに無難な中間点といった芝居だった。

 とはいえ、黒須はやはりすごい役者であった。あと、ゲイネタはね。わしは同性愛ネタがあるだけで抗議してくる奴は、本当頭悪いと思ってるが、だからこそ必然性のないゲイネタはやめた方が良い。特に同志社はね、モチコミ企画の納涼ホモ試しがあった後だし

8位 ウトイペンコ
脚本 165 演出 28 スタッフ 19 演技 9 キャスト配置 75 独自色 22 45分 27 ビジュアル 45 笑いへの畏怖 45 好み 150 = 585

 ここはかなり良い。まあ、学生レベルを超えてる古野を使ってる時点でずるいんだけど。タイヤキ役の子はすばらしい。主演俳優賞だと思う。京都演劇界にデブは多いが、デブはデブなだけあってみんな怠惰そうである。しかし、彼はデブなのに勤勉そうに見える。勤勉デブという新たなジャンルを確立出来る逸材だ。

 脚本、演出、スタッフ、配置、ビジュアルなど私の好み点以外はかなり高いので、私が雇われ審査員であれば優勝候補に押す。実際、私の好み点をぬいた500点満点では1位だ。しかし、なにぶん全然好みじゃないのでこの順位になってしまうのであった。

7位 ルサンチカ
脚本 150 演出 24 スタッフ 16 演技 6 キャスト配置 55 独自色 15 45分 20 ビジュアル 30 笑いへの畏怖 40 好み 280 = 636

 ごなえいはく、私は現代の寺山らしいが(女湯のぞきをしたのと競馬好きはあってる)、寺山の脚本点かこうにもなあ。まあ、つかやイヨネスコの脚本点も難しかったけど。
 しょうみ、演出スタッフはよしで他は可もなく不可もなく(笑いを出来るでろう技量がありながらあえて少なくしてるのは良い)だが、評価する点は悪意である。演劇祭に対して、他の14団体は非常にお利口さんであった。しかし、ここだけはちゃんと悪事を働いていた。わざと時間をオーバーすること、そしてそれを演劇的反則である事前パンフで告知するという事、「芝居」だけだとしたら好み点は180点なんだけども、その姿勢に「+100点」下駄をはかせたと思ってもらえると良い

6位  蒲団座
脚本 110 演出 12 スタッフ 9 演技 6 キャスト配置 45 独自色 17 45分 12 ビジュアル 27 笑いへの畏怖 25 好み 380 = 643

 え、高間の好み点こんな高いの?て来るだろうが、わしは「世にも奇妙な」や「笑うセールスマン」が好きなんだよ。その類いとしてはベタベタだけども演劇でやるのは珍しい。 
 だからこそ、あと一歩があれば優勝目指せたと思うが、そのジャンルの中ではオーソドックスすぎる脚本(先輩が最後の一人てオチは良かったが、なら伏線を張らないとダメ)、花の演技が全然つけれてない演出。笑いをやるのかやらないのかの徹底。これを精査すれば、坂口路線からまた一気に書いて売りが出来る路線をつけれる。
 ただ主役の気持ち悪さと、花屋の気持ち悪さは良かった。これは良い役者である。

5位  ACT
脚本 170 演出 26 スタッフ 13 演技 8 キャスト配置 60 独自色 24 45分 20 ビジュアル 48 笑いへの畏怖 38 好み 300 = 707

これは素晴らしい。まずみんな美男美女である。髭の子も美形だし、6人とも別なタイプの美男美女なのが凄い。演技力も高い。笑えるところはほとんどないが、笑いへの畏怖は高いので良い。長年、丸山作風の呪縛があったと思われているが、代替わりを経てガラっとかわってこういうのがみられるから、学生演劇祭は見逃せないのである。

 しいいていば、最初の導入の夢の話が長過ぎる。学生演劇祭て点で独自点が高いが、一歩上になるとありきたりになるので、さらに一歩進んだものが必要であろう

4位  左京区ダバダバ
 脚本 135 演出 23 スタッフ 10 演技 4 キャスト配置 45 独自色 27 45分 24 ビジュアル 15 笑いへの畏怖 45 好み 430 = 758

 しょうもなさすぎる作風のわりに、類人猿と親類の関係性に警鐘を鳴らしてる風でそれを深いて観る人もいそうで、でも実際はそんな事考えてなくて深いて言う客を馬鹿にしてそうな作風というのは、とても私の好みである。最初で全部台詞で説明とか、探偵もの定番ネタとか、総長ネタとか、わかるやつだけわかればいいやの潔さも良い。

 が、それなら頑張っちゃダメなところを頑張っている。「真剣に汗かいて笑いをとりにいく」なのか、「とことんしょうもなく手をぬく」のか、路線をしっかりさせていくのがこの先必要と思われる

3位  スーパーマツモト
脚本120 演出 24 スタッフ 10 演技 7 キャスト配置 65 独自色 24 45分 25 ビジュアル 35 笑いへの畏怖 40 好み 415 = 765

 書いた通り、そりゃあ演劇祭のために旗揚げし良い役者よりすぐってかき集めてくりゃあ面白いとこは面白いに決まっててずるい。うちのヒロイン彩乃はんや、元からええ声大休寺くんはもちろん、おばちゃん2人と浅井君も良かった。
 まあ、まさに新喜劇をやっていたわけで、学生演劇という点では独自点も笑い点も高いけども、この先を考えればただの劣化新喜劇である。なので、好み点や演出点はつけたが、脚本点は低い。ただ、インド映画に着目した点は偉い。今後やるかは知らんが、必ずインド映画は継続すべき

2014/09/04(木) 学生演劇祭レビュー3
2位  ヲサガリ
脚本 175 演出 21 スタッフ 12 演技 8 キャスト配置 70 独自色 21 45分 29 ビジュアル 40 笑いへの畏怖 45 好み 370 = 786

 前回のヲサガリがすごく良かったんだけど、多くの人が「小学生に見えないし、小学生にしてはあたまが良すぎる」みたいなことを言っていて、それに対して「そこは別に面白さと直接関係ないやん」て反発があったので、私は密かに「もっと小学生に見えない演技と台詞を持って来て出して来い」と思っていたので、まんまその期待に答えてくれて嬉しかった。演出的には、前々回のドミノや前回の自転車のようなものから、本気のストレートプレイになったが、それはより良い。笑い、演技も冴え渡っていたし、本当小川君はなあ、良い役者なのに、月クロでだけ映えてないから、作道なんとかしろ

1位 西一風
脚本 190 演出 27 スタッフ 13 演技 8 キャスト配置 55 独自色 21 45分 18 ビジュアル 30 笑いへの畏怖 48 好み 480 = 890

 ほぼ完璧である。岡本君は、近衛虚作の影響をかなりうけていると思うが、すでに超えていると言って良い。近衛作風で、台詞無理矢理場面転換は、ああいう演出ゆえ手抜きに見えるが、岡本演出だと必死なのでより笑えるのである。個々のネタの素晴らしさは、日本語力が高く、あの時間足りないネタも含めてむしろもっと長くても良いくらいか。(打ち上げでは900超えたといったが、計算ミスで890点)とはいえ、歴代最高点の861を上待って最高点である。

 しいていえば、私は劇中にマイクを持つのが好きだが、歌が下手すぎる。うちの伊集院聖羅や鈴木ちひろだって土下手であるが、彼女らは天性のアイドル下手さである。しかし、今回は声が小さいという練習すればなんとかなるやろなので、しっかりしてくれ。

 中瀬さんみたいに賞は乱発しないけど名台詞三選は
 西一「椎名林檎崇拝してるからビッチ」
 ダバダバ「総長としてチンパンジー研究を」
 ヲサガリ「ジェイソンは小学生には無理」

 「名役者三傑」は
勤勉デブ ウトイペンコ野村眞人
気持ち悪い顔 蒲団座安達誠
演劇なのにイラっとくる演技が出来てた actの西園寺桜子と色鳥

 です。他にも、うちにでる小物界の大物黒須和輝と薄幸の女王中村彩乃はもちろんですが、ヲサガリ、act、ウトイペンコは全員(まあ、小川や古野はうまくて当たり前だが)
西一の森脇くん、蒲団座の辻くん、ナマモノの清水くん、BKCの竹本さん、マツモトの竹中さんと、浅井くん、トポスの捺芽さんなど、見所あるレベルの役者が多かった。作品平均レベルは第2回の方が上だが、見所ある役者の数は過去最高。

 あと、プロレスできる性格悪い王は、つっかかってきたすっ太郎より、ルサンチカの河井君だね。私はあたまが良くて悪い奴が好きです。

2014/09/02(火) 学生演劇祭の課題
 学生演劇祭は4ブロック、12団体見終わった。ただ、一番観たかった全国大会実施にむけてのシンポジウムが見れなかった(コンカリのちずさんはじめて、北海道勢に挨拶は出来たが)ので、ここで書いておきたいことだけ書く。

 一応、学生演劇祭第1回だけは、おっさんアドバイザーみたいな形で関わったのだけど、その時に出場資格について私はかなり保守的に『大学公認サークル』じゃなきゃまずいんじゃないかと意見したのであった。 

 これは、現在出ている非公認サークルが悪いという意味ではないし、門戸を狭めろというものではないのだが、現状の緩い規定が果たして正しいのか(半分プロである山西君や、10年選手の近衛が出れるルールが)てとこで、今まではまあ客の立場やしいいやだったのだが、全国大会をするなら見極めないとならない。

 甲子園を例にとるけども、高校野球は入学した高校の選手しかでれない(引き抜き阻止のため、親の都合の転校であっても1年は出れない)。わしがいきなり高間学園つくって、安楽と高橋光成と岸と岡本と連れて来て勝つとかは出来んのである。しかし、演劇祭のために旗揚げして、各大学から好きな役者を集めてなら、既存の劇団の駒しか使えないところに比べて有利に決まってるではないか。

 観てる側からいっても、「学生演劇祭」がその時面白い作品が見れればいいという純粋な気持ちで観ているかというと、甲子園もそうだが、その学校の看板の「連続性」「継続性」が楽しいてとこもあるのである。つまり、作品より「劇団××の連覇なるか」とか「今年は作風ガラっとかえてきたな」とかが面白いてのもあるのね。さらに、金の話になるけどスポンサーとってくなら、「聞いた事ないユニット」より「ああ、劇団紫ってわしの在学中に会ったわ、まだあったんか嬉しのう」とかいうジジ殺しが必要なのだ(だから、ヒラタユミは嘘でもナマモノではなく紫の看板で出て来てほしかった。ヒラタなんか本当に、過去2回は紫で出てるんだから、団体名がかわったことで彼女の成長ドラマという見所がなくなってるわけです)

 これは、学生演劇祭実行委員会側の問題でもあります。いうてしまえば、高校演劇で「今年は大会に出ない」なんて演劇部はほとんどありません。みんな大会で勝つ事を目標に年間スケジュールを組んでいるのです。しかし、現状そうなっていない。月光斜が第3回で審査委員賞をとったのにディフェンディングチャンピオンとして今回に出てくれなかったというのは、かなり深刻な事態である。なにより、4回目でも学生劇団の雄ケッペキが出てくれてないのは本当に深刻である。母国のプライドで当初はサッカーワールドカップを無視していたイングランドですら、第4回から出ているのにである。京都で学生演劇をやるなら出場して当たり前、みんなが全国目指して当たり前てならなきゃダメなのだ。

 とはいえ、公認サークルじゃなきゃならないというのも、「自治をするべき大学生が、当局の軍門に下ってるところだけ出れんのかよ」てナンセンスさを感じるルールである。特に、公認サークルが「学生演劇大賞」をとったことって、代替わりしたらなんの保証にもならないが、学生演劇祭のためにつくったユニットが大賞を受賞し、1回限りで解散する予定だったのに受賞を機に社会人劇団化なんかしたら、すごく素敵な事であるし、その劇団の品質保証になる。

 まあ結局はどっちもメリットデメリットがあるのだけどそこらへん統一しないと全国大会は無理だろうと思うのですね。どうすんだか

 追記ーなぜ当たり前のように目標とされる大会にならないのかで重要な点を見逃していた。参加費があるからである。参加費をとられるのに、絶対でようとはならない(高校演劇の大会出るのに、部員から徴収される事等ない)、じゃあなしで出来んのかよて運営でもないしな。これはどうしたもんだか


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