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2015/01/30(金) 想流私塾卒塾公演
 2月28日、と3月1日に、伊丹アイホールで私の書いた短編が上演されます。 私、今年度は、北村想氏の戯曲塾である「想流私塾」に通っていまして、その卒塾公演です。初心者向けの塾で、面接したアイホールの館長からも、いまさら通うのかよと言われましたが(そんなこといったら、中空さんや西川さんだって今更通うのかよてくらい実績がある人なにだが、それ以外の8人はビギナーです)、他の戯曲養成と違って「戯曲賞をとるためのテクニック」を教えると名言してるのである。もういい加減、賞の一つや二つほしいので(いや、それ以前に最初に脚本家いた20年前から、基本のきの字も習わずに書いて来たのでまあ1年くらい行ってみっかと通ったのだ。
 私の作品「だめんずホイホイはるか」は、iakuの横山拓也さんが演出で、石原正一さんと竹田桃子さんが出演しています。こちら、北村想氏の新作短編戯曲も見れて作家はみなビギナーですが、演出や役 者は大阪で活躍してる人ばかりで、1200円はとても安いです。伊丹は遠いイメージ有りますが、以外と近いです(乗り換えが面倒な芸術創造館より早くつく)。ぜひ見に来てください。私に言えば予約しておきます。
 
http://www.aihall.com/lineup/gekidan106.html

2015/01/29(木) 大博覧会出演
2月21日18時50分から「大阪大博覧会」というものに出場します。日間にわたって、12団体が1日6団体ずつ15分の作品をします。内閣の出番は21日18時50分です。内閣のみを見るのは500円。通しチケットで2100円です。内閣と一緒の日には、ユリイカ百貨店やかのうとおっさん、南河内万歳一座などが出演します。制作費5万円貰えます。頑張ってケチって3万は残すようにしよう
 

やる作品は「和民殺人事件」です。労働基準監督署の木村伝兵衛部長が、愛人の水野と富山労働基準監督署からきた熊田とともに、部下が過労死した和民の店長大山を殺人犯にしたてあげるという、あくあまで私の「オリジナル」ストーリーです。現代口語演劇とは真逆で、客席に向かって怒鳴るような演出をします。
 和民をやるのは3回目ですが、過労訴訟がおきたり、ミキティが参議院議員になってからは初なので、より社会性はましたと思います。木村=髭だるマン、水野=楠海緒、熊田=石田達紘、大山=諸江翔太郎と内閣の正規メンバーは一人もでないけど。


http://www.artcomplex.net/doh/

2015/01/20(火) 表現の自由
 ISISの件で大変ですが、これ安倍ちゃんからしたら2億ドルで良かっただろう。最初から払えるわけないし、払わなくて人質が殺されても世論はそこまで怒らないだろうし。もし200円払えて要求だったら大変だろう。200円なら絶対払えるが、払うとテロに屈した事になってしまう。
 それでいうとサザンの謝罪は、表現者云々の前に非常にまずかった。アミューズの前に抗議に来た連中は、在特会関係であることはすでに特定されている。在特会とISISの悪どさのレベルはさすがに比べられんが、だからといって連中は反社会的なクズだ。そんなクズが、抗議に来たからには絶対に謝罪しては行けない、謝罪すれば彼らの抗議は「成功」になってしまう。テロリストにもあんなクズどもに「成功体験を与える」というのはとても罪深いことだ。まして、テロリストと違って、鼻くそみたいな連中である。あんな連中2回目に来たら、カウンターがお前らこそ帰れコールで大失敗にさせられたのに、抗議が来た時点であんなんにビビるなてメッセージを届けられなかったのは失敗である。
 まあもちろん、あの謝罪はアーティストとして最大の汚点だと思うけども、一連のシャルリーエブドの事件も関連して2015年は「表現の自由」について考えさせられる年になっている。表現の自由については、5年前の「非実在少女のるてちゃん」で書ききって(おかげで劇作家大会のシンポジウムといい、文化人的な活動を出来るようになったのだけど)るし、これ以上考えるのはしんどいのだけども、帰省中で母と話してて母はいくら表現の自由と言っても大切なものを踏みにじったりはいいのかて意見も言ってて考えてみた。
シャルリーのレベルにはかなわないが「下品で全方位にけんか売る作風(実際、そもそも右派は最初から見に来ないてのもあるが、左派からの方が抗議来てるしな)」である。その立場からなんで書きたいかというと、そもそも「すべての人を楽しませるエンターテインメント」やなく、「人を不愉快にさせたい」て願望があるのだな。
 私は舞台上で天皇の物まねをよくする。別に私は反天皇制ではないし、今の爺ちゃんや長男は明らかにリベラルで個人的に好きだ。じゃあなぜやるかったら笑いがとれるからで、なぜ笑いがとてるかといえば、激怒する連中がいるからである。誰も怒らない、誰も抗議に来ないならやらん。クソウヨが抗議に来るなんてアーティストとしての勲章だろう。
 じゃあ、表現の為に死ぬかというと、うちは好き勝手やってるように見えてビビリだから全然テロに屈するし、TPOわきまえるなんてくそくらえと思いつつ売れたいから無難な席では無難にするし、そこまで開き直れずそんなに人を傷つけたくないて気持ちもない訳ではないから、ずいぶんと自主規制もしてるのだけども、それを人からやるなと言われるいわれはねえわな。人を傷つけるネタをやって、批難されたり売れなかったりはいいが、弾圧されたり、殺されちゃかなわんのや。
 怒る人がいるから笑いをとれて有り難い中こんなこというのもあれだが、そりゃあね、あなた方が宗教だの国体だの大事にしてるのはわかるが、たかが歌や雑誌や演劇で馬鹿にされたと感じたくらいで、激怒するってのはカルシウムが足らんのではないか。わしは、暗黒時代からの阪神ファンだったせいで、自分がとても大切にしているものを馬鹿にされることに慣れてんのもあるが、世界一大好きで大切な妻が、役者から貧乳だのなんだの言われても全然腹が立たないぞ

2015/01/10(土) 10周年
 昨日は、笑の内閣10周年記念新年会でございまして、ほぼ旗揚げメンバー(みんな団員ではないが)といえる、秋吉、HIROFUMI,寺澤、から19次ではじめて出演した彩乃、諸江、石田、清正までこの10年関わった方がたくさん来て頂きました(福山参議院議員までお祝いに来てくれた)。とても幸せ者です。
 旗揚げした2005年は、所属していた大学の劇団が3回生で卒団(4回は就活しろてシステム)のため、とりあえず自分が作演出するユニットがほしいという勢いで、長続きさせるつもりもなく作った劇団が10年も続けるとは、どこも内定がとれなくて、フリーターを余儀なくされた翌年には予感していなかったことはないのだが、今31ちゃいで人生の3分の1は笑の内閣をしてるのだなと思います。
 主な時系列で言えば
 2005年 1年目に旗揚げ
 2006年 プロレスをはじめる
 2007年 大幅動員増加の第一波
 2008年 はじめて京大の施設外で普通の劇場(アーコン)を借りる
 2009年 大阪進出と、賞を初受賞
 2010年 北海道初凱旋 のるて上演拒否事件でブレイク 東京初進出 時事ネタ路線に転換
 2011年 福岡失敗で鬱になる プロレス休止
 2012年 動員大幅増加の第2波 アゴラ初選出 名古屋や仙台も行く
 2013年 結婚式プロレス公演 永田町公演
 2014年 こりっち舞台芸術まつり準グランプリ 劇作家大会に呼ばれる
 とまあ、両公演とも大赤字をだした2008年(親父も死んだし酷い年だ)と2011年以外は(いったん就職した会社で裁判沙汰になるわ→わしが原告になった、翌年結婚したからいいものの妻といったん別れるは→間に別な人と付き合って別れる、震災だわで本当に酷い年だな)とても良い発展が出来たのではないかと思います。
 これもそれも、すでに150人を超える出演者。50人を超えるスタッフ。クレジットには残ってないけど受付とか仕込みとか手伝ってくれた無数のみなさんに、トークゲストの方々、そしてただいま9100人ちょうどのお客様のおかげでございます。5年終わった時点で2265人しかなかったのに、それから9100人までに延ばせたのは本当に良かったなあ。10周年の今年中に1万人突破するのはほぼ確実です。夕張の人口を超えます。20周年には2万とかせこいこといわず10万突破岩見沢超えくらい行きたいものですな。

2015/01/06(火) 幕が上がる(小説版) 感想
 アゴラ公演中に映画版のポスターが貼ってあったのと、近畿大会を見て高校演劇熱が出て来たので、図書館に行って、平田オリザさんの高校演劇を舞台にした小説「幕が上がる」を借りて来て呼んだ。
 上戸彩主演の「下北サンデーズ」や、有川浩さんの小説「シアター」もそうだが、こう「演劇界」という身近な世界を書かれると弱いのである。ちなみに私も、はじめて札幌で公演をしたときは「万年地区大会落ちの弱小演劇部が、大会突破のため、部長の提案でプロレスを取り入れた芝居をする」というあらすじのを持っていって「やる気のなかった部長意外の部員が、触発されてプロレスをするようになっていく過程」とか、「言い出しっぺの部長が受け身が一番下手で、試合をしたい想いを封じ大会突破のためにレフェリーに回る過程」「演劇の知識0で、名前だけ顧問だった先生が最後に協力してくれる過程」「団体をクビになったレスラーが、高校生への指導を通じて誇りを取り戻していく過程」とか感動する要素がいっぱいあったと思うのだが、なにぶん劇中劇としてプロレスをやってる部分が馬鹿すぎて、誰も感動していなかった(しかもその劇中劇は60分を超えていたので、高校演劇なら時間オーバーで失格である)。まあ、わしは前書いた通り、3年連続地区落ちしてたので、はじめて北海道公演が出来る時に劇中の中の高校だけでも全道に行かせてあげたかったのだよ。
 「シアター」は非常に良い小説で、かねがね、制作的な視点から、こんなんやってるから小劇場は儲からへんねんと思ってたことがすべて書かれてる。
 こちらの「シアターはライトノベルn姿を借りた小劇場界へのダメ出しだ」
をご参照あれhttp://fringe.jp/blog/archives/2010/02/11034304.html
ぜひシアター、1、2ともに読んだ事ない人は読んでほしいです
 
 ただ、「シアター」は「せやせや」と思うものの、シアターに書かれてる劇団は
 (以下、ネタバレあり)
「ビジネススキル能力が高い主宰の兄が制作としてつく」
「個人として客を呼べる人気声優が入団して来る」
 という2つの幸運があって、それが成功の要因になってるのである。こんな幸運は普通の劇団にはない。
 さらに「脚本家に才能がある」これはでかい、いくら他が良くても脚本がつまらんとどうしようもない(ここはわしはクリアしてるけどね)、そして「元々、基礎動員1500人」という基礎動員自体が小劇場にしては高すぎる(東京ではけっこうあるのかもしれんが、京都にはヨーロッパ企画しかない。普通、1500人いれば、あんな借金まみれな訳がないし、動員1500人にしては劇団員の意識レベルが低い、あれは500人レベルの意識だ)のである。
 つまり、スタート時点で「シアター」を読んだところで、それを参考に劇団を発展させていくのは、難しいという事だ。あくまで面白い小説である。
 しかし「幕が上がる」は、さすが高校生向けにワークショップや審査員もしているオリザさんが書いただけ会って、小説であると同時に「幕が上がるを参考に、練習を取り組めば弱小演劇部でも地区大会を突破出来るバイブル」としても機能している本であった。
 幕が上がるの舞台の学校も
「学生演劇の女王と言われた新卒の先生が赴任して来る」
「元々、うまい部員もいてかつ県大会常連校から上手い転校生が来る」
「東京から近い学校(おそらく群馬がモデルと思われる)なので、東京に芝居を見に行ったりワークショップを受けにいける(北海道の僻地はこれが一番ハンデ)」
 という幸運はあるものの、主人公の作演出の女子高生は元々すぎ才能がある訳ではないし、中で描かれている練習方法とか作品作りの仕方は、勉強すれば、普通の高校生でも十分出来ることを書いてある。この小説だけでは無理だが、小説の触発されてば出来る範囲の事を書いてある。これは高校生に親切だなあと思った。
 まあ、あとは作中の中に、予選落ちした全部の学校に優良賞というみじめなことがあるみたいなあるあるものや、高校野球との比較でのわかりやすさ(もちろん、全国大会が翌年になり3年生が出れん理不尽さも)などもせやせやと思ったし、「北海道代表のミュージカル風な高校が、さりげなく伊達緑が丘(マームの藤田さんの出身校ね)disになってったり」、かなり露骨にこれは畑澤先生や中屋敷さんがモデルやろって人も出て来たりと、知ってる人に楽しくなるように書かれていて、たいへん楽しく読んだのであります。
 こちら、2月28日にももクロ主演で映画化されるようですね。高校演劇をやってる女子で可愛い子の割合は5人に1人くらいなので、ピンクの子だけかわいくてあとは微妙なももクロはまさにリアリティがあるキャスティングだと思います。 http://www.makuga-agaru.jp


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