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2004/10/11(月)
自己中と、個性的?【夏風馨】
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今日は翔鴎祭二日目でしたが、何だか複雑な気分であまり楽しめませんでした。 昔を思い出して楽しかった昨日。 そして、今日は昔と今を比べて、寂しくなった。 年を取った事ではなく、卒業してここを去ってしばらく経ってみて。 自分達の頃、こんな感じだったかと振り返ってみても、答えはNOだった。 何だか、みんなから新しい事やってやろうって感じがない気がした。 それが寂しかった。 卒業生の方が熱いのかな、なんてちょっと哀しくないですか? 若い者より年いってる大人の方が情熱的なのは。
神奈総では生徒会が崩壊した。 それの是非は私達卒業生には判らない。 一つだけ言えるのは、その後なのだ。 生徒会がやって来た事はそりゃあ大変な事もあったし、面倒な仕事だっただろう。 けれど、生徒会のお蔭で多くの人間が自由にやって来れた現実もある。 部活とか、そう言う自主課外活動は生徒会の下にあるものだと言う事。 その辺を考えていた筈なのに、何故部活が出来ないと騒ぎ立てたのか。 当然の結末だった筈なのにね。 自己中心的な話なのではありませんか……などと冷たい事を考えてしまった。 潰すのは良い。古いあの体制にも潰れる以上問題があったのだから。 しかし、その後、しっかりとした新体制を提案できなければ無責任なのではありませんかね。 自分達の自由ばかりを求めている人間は自己中心的。 ある程度の義務を果たしてから自由を口にすればこそ、の自由な生活だ。 やりたい事を形振り構わずやってしまう人を個性的って言う人もいるけれど、それって間違い。 そこに最低限の義務を知っていて、見ていないようで周りを見てから好きな事をできる人間が個性的なんですよ。 少なくとも私はそう思う。
そう思って、学祭の様子を見ると、また何かやるせなさを感じた。 昔と比べると閑散とした高校を見て、虚しさ倍増でした。
昨日見えなかったものが、今日見えてしまった。 何だか少しだけ行かなければ良かったかな、と思ってしまった。 ……歳だな。
ただ、懐かしい人に逢えたのはとても嬉しかった。
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