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2004/12/18(土)
最後の【緋川諒一】
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今日で僕の担当の個別指導は最後でした。 最後に色々お話をして、最後に頑張って下さいね、と言ったのですが、生徒さんおずおずと何か差し出してきました。 「あ、あの、これ、お礼です」 「……え」 「あの適当に買ったんですけど、良かったら」 「あ、良いんですか? 」 何か硬い箱ですね……(軽くコンッと叩いてみる)。 「はい。本当に有難うございました」 ぺこりと頭を下げると、女の子は去って行きました。 何だかとても寂しい気分に苛まれました。 残された僕は伊勢丹の包みに包まれた箱を覗き込みました。 何かのしが付いてるみたいですけれど?
家に帰って、包みを開けると中からは立派なボールペンが。 しかものし付きです。 僕もびっくりしましたが、夏風もびっくりしていました。 因みに夏風は去年家庭教師先のお母さんから突然バーバリーの靴下を貰って帰って来ました。 僕はその方が驚きなのですが。
最後、と言う言葉は矢張り切ないですね。
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