|
2004/04/27(火)
届けこの想い【緋川諒一】
|
|
|
傷付けた人がいる。 そう、僕はあの人の事をどれだけ傷付けただろう。 あの人の表情を曇らせたのは紛れもなく自分。 知らなくても良い事を知ってしまったあの人に僕はどうすれば良いのか判りません。
僕は今日その事でずっと思案しています。 どう言う結果が好い事なのか。 人間の心は複雑です。近付けば矢張り傷付くのは必至でしょう。 それでも、人を好きになって。嫌いになって。 一人では生きられません…傷付けあって、求め合って、愛し合って。 恋愛と言うのは実に面倒なものですね。 僕は書いていてそう思います。特に最近では。 周りを見ていて、どうしてこの二人が結ばれないのだろう、と思う事もしばしばです。 そして、どうしてこの二人が結ばれたのだろう、と思う事もあります。 でも、それは傍から見ただけの事。心まで見た訳ではありません。 僕は大切に想っている人には矢張り幸せになって欲しいと切望しています。 それなのに… その人を僕は困らせたのです。 僕のせいだけではないのでしょうが…あの曇った顔は忘れられません。 あの人のあの澄んだ瞳を僕はずっと曇らせたくないと思っていた筈なのに。
今は『緑の街』の心情が解ります。
|
|
|