|
2005/12/12(月)
高校生のノートより…3
|
|
|
「My Home Town」 幼い頃の記憶はまるで春の風のようです。 いつもこの場所から眺めてました。 この町の景色はずっと変わらないけど、あの頃の風はどこか違った気がします。 体も大きくなり、ぼくの心も何かが変わってしまいました。 「時が流れた」という言葉は正しくありません。進んだのは時間ではなく僕達以外の何者でもないんですから。 でも僕はこの町が大好きです。僕が生まれ育った、たったひとつの町です。 思い出があるから離れたくありません。 年に一度の夏祭りは必ず行きました。海や山で真っ暗になるまで遊びました。何年かぶりに積もった雪は大きく心を踊らせました。春から夏へ、秋から冬へと、いろんな出来事が一冊のアルバムになって、心の中でページをめくる度にいろんな自分に出会えたりします。 だけど思い出ばかり輝いていてもどうにもなりませんよね?分かってます、僕は旅立って行かなければならないのです。 未来はどんなところか分からないですが、後悔などしてたまるものですか! どの道ややこしいものです。 勇気と少しのお金と、この町の思い出をポケットに…来週になればぼくは見知らぬ街へ旅立ちます。
辛くてどうしようもなくなったら、またこの場所に戻ってきますね、My Home Town〜
|
|
|