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2006/03/08(水)
野良猫
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何かを睨みつけるような眼差し。顔には無数の傷跡。そっと手を差し伸べたら一目散に逃げ出した。 野良猫が道路を横切る。早く行け!と心の中で叫ぶ。 車が急ブレーキをかけた。うわっ、ゴツンと車にぶつかってしまった。大丈夫なのか? それでも野良猫は脇目も振らず茂みの中に消えていった。
行く場所もない、気にも留められない。 そんなに人間が恐いのか? 馴れ合う仲間はいるのだろうか? この長い冬の寒い夜に落ち着いて眠る場所はあるのだろうか?
おれは何もしてあげれないけど、がんばって生きるんだよ。あったかい春はもうそこまできている。
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