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2006/04/16(日)
あのころのノート
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高校生のときからいくつかの詩や、日記を書き綴ったノートが何冊もある。 たまに何かのはずみで読み返してみると、これが死ぬほど恥ずかしく、それ故にたまらなくおもしろい。 そのまま時間がたつのを忘れて読みふけってしまうことがある。 なんてったってそこに書かれているのは、嘘いつわりのない自分自身なのだから。 愛を求めて、まるで野良犬のようにさまようあのころの自分。 そこにはとことんバカでスケベで身勝手なぼくが、自分の力を試そうとして、泣いたり笑ったり舞い上がったりしながら、一生懸命生きている姿がある。
どんな文章でも、それを書けるのはぼくしかいない。書くことによって、初めてその一日が意味を持つような気さえする。 ノートに自分を打ち明けることは、ぼくにとっての一番の楽しい時間だったのかもしれない。
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