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2006/08/05(土)
夜明けのウエディングドレス〜partU
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それから何日かしたある晩、当時よくつるんで遊んでいた友達がぼくの家にやって来た。 そしてどういう流れだったか、調子に乗ってぼくは化粧をし始めた。 ひとしきり終えたその後、あまりの見事な出来栄えにこれは誰かに見せなきゃもったいないと思い、ウエディングドレスでバッチリ決めて友達と親不孝通りまで車を走らせた。 窓を開けて行き交う若者にアピールして、自動販売機で缶ジュースを買う。 途中、ガソリンスタンドに寄って「ぼくって綺麗ですか?」と尋ねたときの店員のまじめな顔がたまらなくおかしかった。 今考えるとなんとバカなことをやったんだろうと苦笑いしてしまう。でもそれはそれですごく楽しい思い出。 その日の帰り道、何かをやりとげたという達成感でいっぱいの中、ふと見上げた空のミッドナイトブルーがとても綺麗だった。 そのウエディングドレス、今はどこへ行ったやら…
以上、つまらない話でした。
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