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2006/08/02(水)
波の声
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波の声が聞きたい。 海の町で育ったから、子供の頃に描いた真夏の風景画のような景色が今も身体から離れない。 8月ともなれば、胸の奥に眠っているいろんな表情の波の声が響いてくる。
生きていると、月日をかけて岩を削っていく波のような困難がいくつも押し寄せてくる。だけど心の重心を一気にさらう津波のような出来事には、ぼくは未だにどうにもこうにも太刀打ちすることができない。
この夏は、また何度も海をめざして車を走らせるんだろうな。 そして波の声にじっと耳を澄ませるんだろうな。
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