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2004/10/17(日) 「わたしの居場所」 (聖書)ルカ2:41〜52大嶋博道牧師
序 論:
●今日のみ言葉の中心は49節「わたしが自分の父の家にいるのは当たり前」という言葉にあります。イエスの少年時代(12歳)の記事を書いているのはルカ伝のこの箇所だけです。この他の聖書には誕生物語と公生活の記事しか書かれていません。
●今日の聖書によると
@(41〜42節)「幼い時からの信仰生活の大切さ」が書かれています。当時の成人式は13歳の時に行われていたので、その年になるまでのイエスはエルサレムに上る必要がなかったのですが、イエスの両親は毎年過越祭にイエスを連れて行っていました。
A43〜45節では「イエスの両親はイエスを見失い」ます。帰路1日分の道程を歩いた時にそれに気づき「3日目」にエルサレムの神殿でイエスを発見します。そして、
Bそこでは(45〜47節)イエスは学者達の話しを聞いたり、質問をしたりしておられます。
C48〜49節によると両親はイエスの事を心配して探すのですがそこでイエスは今日の中心となる49節の言葉を言われます。
本 論:
●母マリアは我が子を捜すことで夢中だったので、イエスが言われた言葉を理解することは出来ませんでした。イエスは自分が迷子になったのではなく、「私は父の家にいる」と、人間存在の根本に触れることをマリアに答えられたのです。それは神殿という建物を指すのではなく、むしろ「わたしの存在は父なる神のもの」という「所属」を意味したのです。
 イエスの両親はイエスを自分の子どもとして育てていたのでしょうが、今日のこのみ言葉から判る事は「イエスは神の子」だと言う事です。
さて、今日のみ言葉から2つの事を学びましょう。
(1)私たちの居場所は「十字架」のもとにあります。
 そこはイエスが私たちの罪を贖われた聖なる場所です。救いと永遠のいのちの根源です、私たちはそこに留まり続け、そこにたち続けたいと思います。ルターも「我、ここに立つ」と告白しました。
(2)そして最終的に、私たちの居場所は「天国」です。
 今の住まい〜居場所は一時的な仮住まいなのです。そして何れは「天の国に入る事」、「私の国籍は天国にある」(ピリピ3:20)とあるように天国が私たちの本当の居場所となるように熱望しながら信仰生活を過ごしたいと思います。
皆さんの上に神の祝福と平安をお祈り致します。


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