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2004/12/05(日)
「神の約束は実現する」(聖書) イザヤ9:1〜6大嶋博道牧師
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アドベント(U)礼拝 序 論: クリスマスの意義は、究極的には「旧約の預言の成就」と位置づけることができます。それは、神が預言者をとおして人間に約束された「聖なる救いのご計画」がイエス・キリストの降誕によって実現したと言うことです。 救い主の誕生は旧約聖書においてすでに預言されていました。(イザヤ9章6-7節) さらに驚くべきことに、エペソ1章8〜10節を見ると、このことは天地万物の創造以前から神のご計画の中にあったということが分かります。実に、神の遠大なご計画は人間の考えが及ばないところにあり、しかも、それは確実に実現されるものなのです。 今朝は、イザヤ書をとおして「神の約束は実現する」ことを学びましょう。
本 論: (1)人間世界はいつの時代も「罪と死と闇の力」が支配している 。(9:1) 「今の私たちは幸せそうだけど、常に何かに怯えている」と、ある方が言われました。先週も触れましたが、この世界は、戦争やテロや争い、飢餓や貧困、災害や病気などが頻繁に繰り返され、「暗闇」を感じさせます。また、私たちの内面の孤独や不安、時には絶望感はますます私たちを「罪と死と闇」のまっただ中に陥れています。イザヤの時代も「闇と死の力」は現代と同様に働いていました。
(2)メシアとして生まれたお方の姿 (9:5) 歴史の悲惨、人生の労苦や悩みから人々を解放するメシアの姿は「その名」によって示されています。それは以下の通りです。 @驚くべき指導者(不思議な助言者)―計画とその目的を貫かれるお方 A力ある神(大能の神)―「力ある神」とは神の属性で、敗北することのない大勇士を指しています。 B永遠の父 ―愛と配慮に満ちた永遠に変わらない神。 C平和の君―健全で欠けたところのない神。
(3)誰がこの聖なるご計画を成し遂げられるのか? (9:6) 「万軍の主の熱意」がこれを成し遂げる。これは「悪を憎み、義を行う熱心」のことで、万軍の主の熱意は、私たちに対する神の熱情であり、神の燃える愛(パトス)であります。 まとめ: クリスマスの約束は予想を超えた深みと神の聖なる力によって成就したのです。 神の約束はいつも真実です。(サムエルU22:31 詩編18:31)
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