|
2005/09/04(日)
「汝のイサクを献ぐべし」 大嶋博道牧師
|
|
|
総員礼拝 (聖書)創世記22:1〜14 はじめに: 今朝はこのところから、神様の命令である「あなたのイサクをささげなさい」の持つ意味を共に学びたいと思います。 序 論: アブラハム物語のポイント (1)一大転機−75歳の時に神からの声を聞いて、約束の地(見知らぬ土地)に旅立ったこと。(神への服従) (2)神の約束に対する信頼−神は彼に子孫と土地と祝福を約束された。その約束の一つの実現の最初として男子、イサクが与えられた。 (3)大いなる試練ー独り子イサクを神への生け贄として献げるようにと命じられた。聖書は何も語らず、アブラハムは従順にその命令を実行するために、示された山にイサクとともに向かっていった。
「イサクを献げること」で神が求めておられるもの @アブラハムの献身 アブラハムにとってイサクは自分のすべてであり、命であって、イサクを献げることは、彼自身を献げることだったのです。 Aアブラハムの服従 彼はイサクを生贄として献げることを即座に無条件で従いました。しかも、完全に従い通したのです Bアブラハムの信仰 彼のこのような献身と服従は、彼の信仰から生まれたものです。その信仰とは、神様への絶対的な信頼です。
本 論: 「汝のイサクを献ぐべし」が現代のクリスチャンに意味するもの 神様がアブラハムに命じられたこの言葉は、単に自分の拠って立つ大事なもの、絶対に手放したくないものをまず神様に献げなさい、という「全き献身」への勧めだけでなく、むしろ、私は次のように受け止めています。 「これは、私たちの信仰生活の本質的なことを気づかせる神のメッセージである。」と。 私たちが気づくべき信仰生活の本質とは、 (1)神の約束への無条件の信頼と期待(創世記12:1〜4、15:1〜7) (2)独り子イサクへの(自分の家族・親族など親しい人の名前をイサクのところに入れる)無条件の真実な愛 (3)最も大切なものを献げる(手放す)ことへの平安 この3つです。すなわち、神への信頼と期待、身近な人に向けられる愛、そして献げることに対する心の平安です。 ちなみに、神第一の生活とは、普段の生活が神と結びついた歩みであること、「人生の節目」では、神のみ心を求め、それに従う、という信仰生活の有り様です。
まとめ: 神は私たちにも「汝のイサクを献ぐべし」と、命じておられます。 @神の「祝福の約束」に対する無条件の信頼と期待 A家族や共に生きる「人生の同伴者」に対する無条件の真実な愛 Bそして、大切なものを主のために献げることへの平安 神様は、聖書をとおして、説教者のメッセージをとおしてあなたに「汝のイサクを献ぐべし」と今日も語りかけておられます。日々、真摯に聴き取り、心から従いたいものです。
|
|
|