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2006/01/22(日) 「悲しみが喜びに変わる」大嶋博道牧師
F.サンデー礼拝(聖書)ヨハネ16:16〜20 
序 論:
現代社会の悲しみ−人間は悲しみを背負って生きる存在だと言われています。悲しみを意味するギリシャ語「リュペー」は悲嘆、苦悩、苦痛とも訳せます。確かに、私たちを取り巻く現代社会には様々な「リュペー」があります。
 悲しみを引き起こす元になるものはどのようなものでしょうか?愛する家族や友人を失うこと、大切にしているものを失うこと、健康を損ねること、仕事を失うこと、災害や事故に遭うと、失敗をすること、計画が崩れること、物事が思い通り運ばないこと、信頼を裏切られること、誤解されること、無視されること、分かってもらえないこと、見捨てられること・・・・・悲しみの要因はあまりにもたくさん存在しています。

 今朝のメッセージの中心は「リュペー」(悲しみや苦痛)は必ず「喜びに変わる」ということです。どうしたらそうなるのでしょうか?まず、今朝のテキストに目を向けましょう!今日の箇所は、主イエスが十字架につけらる前の「告別説教」の一部です。イエスは弟子たちに「しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなる」(十字架の死)、「またしばらくすると、わたしを見るようになる」(復活)と語られます。彼らは理解出来ず、悲しみだけが彼らを覆っていました。
 主イエスはこう言われた後すぐに、「あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる」(20節後半)。
あなたがたの悲しみや苦しみは、「しばらくすると」喜びに変わる!と約束されました。イエスはこの転換を妊婦が赤ちゃんを産む時の例をもって説明しました。

本 論:
「悲しみは喜びに変わる」(ヨハネ16:20)の意味を考えてみましょう。 
ニーチェという哲学者は「ツァラトゥストラ」という作品の中で、「喜びは悲しみの中に浸透する」と言ってます。ギリシャ語では「変わる」でなくて「〜になる」というギノマイという言葉が使われています。性格に訳せば「悲しみが喜びに創造される」となります。私たち自身の人生の歩みの中にあるいろいろな困難や悲しみや苦悩が、神の創造の業によって喜びへ移って行く、と言う意味です。
ペトロは「今しばらくの間、色々な試練に悩まねばならないかもしれませんが、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ち溢れています」(1ペトロ1章6〜9節)と、言いました。この苦しみは、「しばらくの間」のものにすぎず、かならず終わること、終わればそこには喜びと希望という実りが結ばれることが約束されています。

「しばらく」とは、ミクロンという言葉です。ほんのわずか、一時のものにすぎないのです。そのことを信頼して、今の苦しみと悲しみが、喜びに変えられていくことに希望をおいて、苦しみと悲しみとを背負っていきたいと思います。悲しみの中にすでに神は喜びを用意しておられるのです。悲しみから創造される喜びは、どのような力によっても奪い去られることはないのです。
 復活の主の偉大な力に支えられて、悲しみや苦悩を背負って行きたい。そこにすでに永遠の喜びが用意されているのです。祝福をお祈り致します。


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