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2006/12/17(日)
「平和の君の誕生」大嶋博道牧師
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アドベント礼拝(3) (聖書)ルカ2:8〜14/イザヤ9:5 序 論: クリスマスのキーワードの一つに「平和」があります。紀元前約700年前に、イザヤは「1人のみどり子がわたしたちのために生まれた」と預言し、そのお方を「平和の君」と紹介しています(イザヤ9章15節)また、ルカは救い主イエスの誕生に際して、天使たちが「・・・地には平和、御心に適う人にあれ」と賛美したことを伝えています。 (ルカ2章14節)
しかし、現実には未だに平和が来ないばかりか平和を壊すことが多く起こっています。皆さんは今、本当に平和ですか。世界の中には「シャローム」と挨拶しながら現実には争いが絶えないところがあります。
本 論: さて、クリスマスを迎えるにあたって平和について考え、そして平和を実現するためにはどうすれば良いのかについて学びます。 イエスを「驚くべき指導者」「力ある神」「永遠の父」「平和の君」と預言者イザヤは言っています。「平和」とは健康であり、平安であり、健全であり安全でありそして欠けるところのない十全性です。反目し合う両者を一つに和解させる働きをされたのが平和の君〜キリストでした。
ではこのキリストと出会ったキリスト者はどう生きれば良いのでしょうか。それは「平和を造り出す者」として生きる事です。それは私たちの身近なところから始める事です。そのために、 @無条件で他人を愛する Aどんな時にも他人を赦す B他人を自分のように受け入れる C他人の存在をありのまま認める D先ず自分が変わり、他人が変わるのを忍耐して待つ E心から喜んで他人に期待する F他人の心と体を育む Gひたすら信じ、信じ抜く Hどんな時にも不平や不満を言わずに心から感謝する I他人の存在に注意深く気づく、などを心がけることです。 そして最後には「最善を尽くした結果は神のみ手に委ねて平安に生きる」ことです。
まとめ: クリスマスとは、「平和の君」イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。 平和の君が来られたことを思い起こし、身近なところから、平和を造り出す者(peace maker)として歩みたいものです。「平和は願い求めるものではなく、造るものであり、行うものであり、人のあり方に関するものです。」(マザー・テレサ)
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