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2006/05/23(火) 「御言葉の実行」 滝谷良一牧師
特別礼拝 (聖書)ヤコブ1:19〜27

序 文:
ヤコブの手紙はパウロの手紙が引き起こした「行い無用説」を訂正するために書かれた。
パウロの福音の強烈な光で宗教改革をしたルーテルはヤコブ書を「わらの書」と言ってしまったが、救いの恩寵を強調する余りキリスト者の実生活で御言葉の実行がなおざりにされる傾向がある。言葉はその実行の裏付があって真実性を持つ。親は子をしかり、道徳を説くが、その行いが伴わないので子の尊敬を失う。
本 文:
 ヤコブは「御言葉を行う人になりなさい」と勧める。その具体的な方法として「聞くのに早く、語るのに遅く、怒るのに遅くしなさい」と提案する。日本には「聞き上手」と言う表現がある。
それに「耳偏」のつく「聴く」があるが耳を澄まし、十四回耳を澄まし、心して聴く姿勢こそ神の言葉の聴き方であり、それは実行を伴う聴き方である。人は自己弁護をするのに雄弁であるが、他人の説明や言い訳を良く聴いて、事情を正確につかむ努力をしないことがしばしばである。親が子の言い分を、夫が妻の言い分をじっくり聴いてやらないことから関係がもつれて行く。相手への尊敬は集中してその人の語る事に耳を傾けることにある。夫婦
円満、親子円満の秘訣は相手の話をしっかり聴くことにある。そこに談話があり、心温まる話し合いがあってお互いの愛が確かめられる。
 
 御言葉の実行は神の言葉をどのように聞いているか、どのような姿勢で聴いているかと言う事から始まる。個人のデボーションで読む聖書のことば、講壇から説教される神のことばをどのように受け止めているかを吟味する必要がある。右の耳から入って左の耳からぬけるような聴き方、日曜の礼拝で聴いた説教を月曜日には忘れるようでは、御言葉の実行は成立しない。
 
 ヤコブはさらに「自分を欺いて、聞くだけで終わる者になってはいけません」と警告する。
そのような人は鏡で自分の顔を見て、鏡を離れると直ぐ自分の顔を忘れる人に例える。ヤコブの「生まれながらの顔」はパウロの「生まれながらの人」に共通している。御言葉を実行しない人は、自分がどこから救われ、贖われたかを直ぐ忘れるキリスト者のこと。
御言葉にいつも自分を映して、救われた喜びと神への感謝に満ちて、その幸せを人に伝えて止まない実のあるクリスチャン生活を営んで主に栄光を帰して生きたい。



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