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2006/09/17(日) 「主の備えられる二つの恵み」大嶋博道牧師
敬老の日感謝礼拝 創世記41:46〜57

序 論:
 「ヨセフ」の人生は波乱万丈であった。兄たちから憎まれ、エジプトに奴隷として売りとばされ、宮廷の役人ポテファルの妻から姦淫の罪の濡れ衣を着せられ、監獄に長期間、投げ込まれた。このような逆境の中にあってもヨセフは、神を信頼し続け、最後にはパロ王のもとで高い地位につき、神からの大いなる祝福を得た。
 
そのヨセフはエジプトの地で、二人の子どもを与えられた。長男を「マナセ」と名付けた。マナセとはヘブライ語の直訳で「忘れさせる」の意味である。命名の理由は、「神が、わたしの苦労と父の家のことをすべて忘れさせて下さった」から。また、次男には「エフライム」と名付けた。エフライムは、「実り多い、又は二倍の収穫」の意味で、神が、ヨセフを苦しみの地エジプトで、実り多い者とされたから。ヨセフが2人の子どもに付けた名前の意味は、神がキリスト者に備えて下さる二つの格別な「恵み」そのものである。
今朝はこの二つの恵みについて学びたい。

本 論:
(1)主は忘れさせてくださる。
 神が私たちに備えられる恵みの一つは、過去の苦しみを忘れさせて下さる、ということ。私たちには様々な肉体の傷、心の傷がある。それは、今も決して忘れることの出来ない「痛みを伴う傷」であるかも知れない。病気や事故や災害による傷、生育環境から引き起こされた傷、失敗や挫折による傷、愛する人を失った傷、人間関係から受けた傷など・・・・

忘れ去るとは、記憶そのものをなくすことではなく、記憶の傷を主によって癒していただくこと。それは過去の苦しみの傷にふたをして、目をつぶることではなく、意識的に忘れ去ろうとすることでもなく、むしろ、すべての傷を神の光の前にさらけだし、主の御手によって、深く取り扱っていただくことである。

(2)主は苦しみの地で実り多い者として下さる。
 私たちが体験する苦しみには意味がある。神は、苦しみの中でこそ、多くの実を結ばせて下さる「あわれみ深いお方」である。苦しみがあるのは、必ずしも、神が私たちを裁いているからではない。また、私たちが間違っているからでもなく、神から見捨てられたからでもない。神に愛されているからこそ多くの実を結ばせようとして、農夫なる神が、刈り込みをなさるのである。

まとめ:
 主が私たちの苦しみを忘れさせて下さるのは、私たちが今に集中して生きるためある。過去にこだわり、過去に執着して立ち止まっていたら「今」を生きることは出来ない。今は過去でも未来でもない。今に全力を傾け、悔いのない歩みをしたいもの。
そして、主は悩みの地で実り多い者として下さる。
 それは未来に対する希望を意味する。キリスト者は「ひたすら今に集中して生きること」と「神の領域である未来に希望を抱いて生きる」存在である。そこに神の豊かな恵みが備えられている!


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