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2006/09/24(日) 「仰ぐ人は生きる」大嶋博道牧師
フレンズ・サンデー礼拝 (聖書)民数記21:4〜9/ヨハネ3:14〜16

序 論: 
まず、今朝の聖書の箇所を吟味しておきたい。
(1)イスラエルの民は、モーセに率いられて奴隷の地、エジプトを脱出し、紅海を経て、荒れ野に入った。(民20:1〜)彼らはしばらくして先が見えない荒れ野の旅の不安や恐れ、飲み水や食物のことで不平不満、つぶやきが口からでるようになった。

(2)神様はつぶやくイスラエルの民に「炎の蛇(毒蛇)」を送った。これは民の罪に対する「神の審き」である。蛇は人々を噛み、多くの民は死んだ。

(3)イスラエルの民は、指導者モーセに懇願して、「蛇を取りのぞいて欲しい」と訴えた。モーセは神様に執り成しの祈りをささげた。

(4)すると、神様はこの祈りを聴かれてモーセに「炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げなさい」蛇に噛まれた者がそれを見上げれば、命を得る」と言われた。この命令に従い、モーセは青銅の蛇を造って、旗竿の先に掲げたのである。

本 論:
「青銅の蛇を仰ぐと、命を得た」という、この出来事を理解するために新約聖書のヨハネによる福音書3:14〜16を開いて読みたい。「モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子(イエス・キリスト)も上げられなければならない。」これはやがて訪れる「イエスの十字架の死」を指している。

 つまり、こういうことである。イエス・キリストは、蛇に噛まれて死んだような「霊的な意味での死」を味わっている人々のために十字架の上に上げられた。十字架は地上から5メートルほどの高さにあり、群衆は十字架刑にされた人を下から仰ぐように見上げていたのである。

 3:15には「それは信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである」と記されている。おそらく、イエスは民数記のこの箇所を意識して語られたのであろう。
 仰ぎ見れば、生きる(民21:8〜9)
蛇にかまれた人は、モーセの言葉を信じて従い、竿の上の青銅の蛇を仰ぎ見ると、不思議と生きたのだ。もちろん、青銅の蛇に力があったのではない。信じて仰ぎ見るという「信仰」が、彼らを救ったのだ。

これを現代に当てはめて見よう。
 青銅の蛇なるイエス・キリストを仰ぎ見て目を離さず、日々、イキイキと生活していくのがキリスト者の生の姿勢である。(ヘブル12:2)。
 
では、「仰ぎ見る」とはどういうことか?
(1)神のみ言葉に聴くこと―日々の生活のすべてにおいて、特に人生の「節  目」にはみ言葉にしっかり聴くこと。
(2)祈りにおいて神と向き合うこと(ヤコブの「ペニエルの体験」参照)
(3)あらゆる思い煩いを主に委ね、明け渡すこと。
(4)主を賛美し(喜び)、日々感謝の生活を送ること。

 ラテン語の「人間」と言う言葉の意味にも、上を見ると言う意味がある。これからの人生を「イエス・キリストから目を離さないで、しっかり見上げながら、仰ぎながら喜びと感謝をもって歩みたいもの。「仰ぐと命を得る」―これがキリスト教である。これがキリスト者なのだ


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