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2007/01/14(日)
「夢を見る」(I have a Dream.) 大嶋博道牧師
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聖日礼拝(聖書)ヨエル3:1〜5,2テサロニケ3:11〜13) 序 論: 箴言29:18に「幻がなければ民は堕落する。教えを守る者は幸いである。」 というみ言葉があります。「幻」あるいは「夢」というのは、元々「未来図」とか「理想像」のことで、「人が未 来を見たり、描いたりすることがなければ、今をどのように生きてよいのかわからない」ということでありましょう。「夢」のない人生は辛くて味気ないものです。「今」に集中し、「今」を生きることは大事ですが、「夢」があってこそ「今」が活きるわけです。 今朝、開いたヨエル書3:1にも「老人は夢を見、若者は幻を見る」という言葉があります。 ヨエル書は簡単に述べれば、 (1)1章―神に背を向けて罪を犯し続けている人々に対する神の厳しい審判が述べられています。 (2)2章―しかし、悔い改めて神に立ち返る者たちに神は赦しを与え、祝福を与えることが述べられています。これは回復の預言であります。 (3)「その後」とは神に罪を赦され、祝福を頂いた後ということです。神は聖なる霊を一人一人に降り注がれる。その時、息子娘は預言をし、老人は夢を見、若者は幻を見るというのです。
本 論:今朝、3つのことをお伝えします。 (1)夢を見ましょう。「未来図」を描きましょう。 @私の未来はこうなる、こうなりたいという未来図です。理想像でもいいと思います。神様の祝福を得て、教会の信徒たちや家族や親族や友人に喜ばれ、慕われ、惜しまれて天のみ国に平安のうちに凱旋する。
A私たちの家族の未来はこうなる。息子・娘たちが成長し、家庭を持ち、孫やひ孫が与えられ、豊かに繁栄し、皆が救われ、家族の絆が増し、共に主を賛美し、礼拝する時が来る。
B私たちの教会が霊に満たされ、この町の人々が会堂溢れるばかりに訪れ、共に主を賛美し、礼拝する時が訪れる。そして、二つ目、三つ目の教会が生まれる。子どもたちの多くが牧師・伝道者・宣教師を目指して献身し、神様の栄光のために立ち上がる時が来る。さらに、教団や教派の垣根を越えて、日本の諸教会が一致を保ち、協力し合いながら「神の国」のために働く時が訪れる。
C日本の国や世界が政治や宗教や肌の色などで争うことを止め、戦争・紛争・テロが消えてしまい、愛による一致と恒久的な平和が訪れる。 大事なのは未来に神がなされる大いなるみ業を期待する、待ち望むということ。これが「未来図」を描くということなのです。
(2)「夢」の実現のために大切なこと @「夢」は神のみ心であること。自分勝手な都合、思いこみではいけない。 A「夢」は独り占めしないで、共有すること。 B しかしながら、「今」、現在を大事にして、これに集中して生きること。 「落ち着いて(黙々)仕事をしなさい。そして、たゆまず善いことをしなさい。」(テサロニケの信徒への手紙二 3:11〜23)―これが夢をもって生きる者の現実のあるべき姿です! 黒人牧師で公民権運動にたちが上がり、殉教の死を遂げたM.L.キング牧師は“I have a dream.”で始まる演説をしています。彼は黒人と白人が同じテーブルに着く日が来ることを夢見ました。果たしてその通りになりました。神のみ心に沿ったあなたの夢はいつの日か必ず 実現致します。
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