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2007/01/07(日)
「新しいいのいちを広げよう」大嶋博道牧師
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新年礼拝 (聖書)詩編81:1〜11 新しい年を心よりお祝い申しあげます。今年も主にあって何卒よろしくお願い致します。 今朝は、私たちの教会に与えられた今年の「標語」について学びましょう。 ●標語を掲げた理由 まず、この標語を掲げる理由ですが、一つは、昨今「いのち」が良し悪しにつけて、キーワードになっていることです。いじめ、虐待、凶悪犯罪、戦争、テロなどで、いのちが脅かされ、軽視されています。 いのちは本来、尊厳されなければならないものですし、すべてののいのちは高価で貴いものです。(イザヤ43:4) しかも、このいのちの源は神にあります。(創世記2:7)私たちのいのちは両親をとおして神から預かったものであります。このいのちを今年一年、思いきり輝かせ、さらに広げたいというのが主な理由です。 ●新しいいのちとは いのちには肉体のいのち(有限なもの)、と霊のいのち(永遠的なもの)の二つがあります。この両者は分離できませんが、区別することができます。 私たちの肉体は加齢と共に弱くなり、衰え、やがて消えてしまします。肉体のいのちはいつの日か活動を停止するときがやってきます。しかし、霊のいのち、すなわち主イエスキリストと結びついたいのちは日々新しくされていきます。(2コリント5:17参照) 私たちは信仰によって与えられた永遠のいのちを「土の器」である、この肉体に宿しているわけです。 ですから、結局、新しいいのちとはキリスト者として生かされているいのちのことで、具体的には神様から与えられた人生の持ち時間、賜物、能力、財、富、さらに愛や恵みや優しさや思いやりや平和など目に見えないものを含めて「新しいいのいち」と言うことができます。 ●いのちを広げるとは 広げるとは伸ばす(reach out)とか拡大する、差し伸べる、大きく広げるなどの意味があり、私たちの新しいいのちをさらに活用し、今まで届かなかったところに手を伸ばすことを意味します。とにかく、いのちを用いること、使うことです。「使命」とはそのようなことなのです。 家庭にあって、もっと団らんや絆を深め、仕事にあってさらに充実させ、学舎趣味にも積極的に取り組み、信仰生活においてはさらに祈りを深め、み言葉に聴き、礼拝生活を最優先させ、伝道のわざに積極的にリーチアウトしたいものです。 今年一年「あの人の救いのために祈り続けよう」というのも、いのちを広げることです。 聖書の約束どおり神の「レホボト(広い場所)」に期待したいものです。 まとめ 詩編81:1〜11はまた次の機会に詳しく学びましょう。 81:11だけを取り上げて、まとめと致します。 (1)わたしがあなたの神、主(これはモーセの十戒の序文)というお方に向き合いましょう。 (2)口を広く開けよ、と言われる神様のご命令に,全存在をもって従いましょう。日々、私たちの口(祈り、願い、希望、信頼、夢、ビジョンなど)を神に向かって大きく開けましょう。 (3)わたしはそれを満たそうと言われる神様の約束に期待しましょう。私たちの不足を、欠けを満たしてさらに「レホボト」してくださるのは、神様です。 今年一年、大いに「新しいいのち」を広げたいものいです。祝福をお祈り致します。
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