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2007/12/16(日) 「再び、さあベツレヘムへ行こう」大嶋博道牧師
アドベント(V)礼拝 (聖書)ルカ2:15〜20

序 論:
 イエス・キリストの誕生の知らせを聴いて、二つのグループの人々が「ベツレヘム」を訪れました。
@東方の占星術の学者たち
 彼らは東方(バビロン地方)から「星」に導かれてベツレヘムの救い主イエスが誕生された場所を訪れ、ひれ伏して幼子を礼拝し、携えてきた黄金・乳香・没薬などの高価な贈り物を献げました。そして、「別の道」を通って自分たちの国へ帰って行ったのです。
A貧しい羊飼いたちの喜び
 一方、ルカは当時の「アム・ハ・アレツ(地の民)」と言われた極貧の羊飼いたちに与えられた大きな喜びを語っています。彼らは定住の家を持たない野宿者でした。その彼らが、天の使いから救い主の誕生を告げられた時、「さあ、ベツレヘムへ行こう」と口々に交わしながら家畜小屋を探し当て、天の使いが告げたとおりの光景を見ました。羊飼いたちは神をあがめ、賛美しながら帰って行きました。

本 論:
さて、2000年後の現代に生きる私たちも、彼らがかつて訪れたように「ベツレヘム」を訪れたいものです。では、ベツレヘムへ行く意味はどこにあるのでしょうか?
@自分の人生を成り立たせている根拠(土台)である」イエス・キリストに出会うためがその第1の理由です。
彼らは救い主に出会って初めて自分たちの生活を根底から支えているお方が誰であるかに気づいたのです。自分の存在の根拠を見出すことほど大切なことはありません。イエス・キリストは私たちの「土台」です。(コリント一3:11)

A第2にはそのイエス・キリストに出会って礼拝するためです。 
見えざる神の前にひれ伏す事が礼拝です。キリスト者は「礼拝の民」であり、神の前に喜びをもって感謝の礼拝をささげる存在です。日曜ごとの礼拝を重んじ、ウイークデーのデボーション(霊想)を実践したいものです。

Bそして第3の事は、新しい人生の歩みを始めるためです。
ルカ2:20には「神をあがめ、賛美しながら帰った」とあります。救い主イエスに出会った時に新しい生き方が始まります。占星術の学者たちは「別な道」を発見して、新しい歩みを始めるようになったのです。今年の教会標語の「新しいいのちを広げよう」のごとく、救い主イエスに出会い、このお方を信じて生きる時に「新しい豊かな人生」は始まります!

まとめ:
さあ、あなたも新しい人生を歩もうと言う決意が出来るように神様に出会いに「ベツレヘム」に行こうではありませんか。羊飼いは、「さあ、ベツレヘムへ行こう!」と立ち上がりました。「神様がなさることを見に行こう」と思ったのです。
私たちも今日から、また「ベツレヘムへ行こう」と、立ち上がりたいと思います。


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