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2007/07/22(日)
「揺るがない歩み」大嶋博道牧師
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フレンズ・サンデー礼拝 (聖書)ローマ8:31〜39 はじめに: 新潟で震度6強の地震が発生し、各地で被害がでています。被災された方々が一日も早く回復されますようにお祈り致します。 実際、大地が揺れるというのは、大変恐ろしく、不安になります。12年前に私たちは神戸で震度7の強震を経験しましたが、まさに大パニックでした。 もし私たちの人生の土台が揺れたり、崩れたりしたらどうでしょうか?どうしたら揺れることのない堅固な人生を築くことが出来るのかをテキストから学びましょう。
序 論: 31節以降は、パウロの「ディアトリベ話法」が用いられています。予想される反論や異論を取り上げ、そこから自分の思想を展開させる話法のことです。 (1)31節−誰が私たちに敵対できるのか? 〜神が私の味方である。(υπερ(フュペール)―こちら側におられる。 さらに、神は御子(イエス・キリスト)に添えてすべての必要を備えて下さる。
(2)33節−誰が神に選ばれた者を訴えるのか? εγκαλεω(エグカレオー)告訴する、人間の全存在を問題にする」「揺り動かす」「手玉に取る」の意味。しばしばこのような不愉快な経験を味わいます。 〜人を義として下さる(正しい者と認める)のは神様です。
(3)34節−誰が私たちを罪に定めることが出来るのか? 「悪者」扱いする、生きるに値しない人間とすると置き換えましょう。 〜イエス・キリストが私たちの為に執り成していて下さる。私たちがあるがままで生きる ことができるように、また罪が赦されて「神の子」として生きることができるように執り成していて下さる。
(4)35節−誰がキリストの愛から私たちを引き離すことが出来るのか? 〜艱難苦しみ、迫害、飢え、裸、危険、剣さえもキリストの愛から私たちを離れさせることは断じて出来ない。むしろ、キリストのものとされるために必要な試練であります。
●37節−υπερνικαω(フュペールニカオー) キリスト者はあらゆる試み、苦しみの中で、びくともしない、輝かしい勝利者(圧倒的勝利者)になるのである。
本 論: では、揺るがない歩みをするためにどのような信仰を持てば良いのか? (1)神は私たちの味方である。(神が側にいて下さる)詩編118:6〜7参照「味方」とは最高の協力者、理解者、支持者です。
(2)神は私たちが最善になるように配慮しておられる。(見守っておられる)。どのような不都合やマイナスの出来事が起こっても、最終的には「最善」が成るように、神はイエス・キリストにおいて導いておられる。(ローマ8:28)
(3)神は私たちに圧倒的な勝利をもたらしてくださる。 「勝ち得て余りがある生活」というのは、ある人は、目標としているところに到達することであり、病気が癒されることであり、性格的な弱さからの解放であり、経済的な繁栄であり、仕事の成功であり、また、ある人にとっては、人間関係の修復でありましょう。 しかし、クリスチャンにとっては、もっと大きな勝利があります。それは、神に選ばれ、神の子とされて永遠のいのちに招き入れられることであります。
まとめ: ヘブライ12:28に「このように私たちは揺り動かされることのない御国を受けているのですから、感謝しよう。・・・」とあるように、最終的には御国への望みをもって神の最善を信じて歩みたいものです。皆さんの祝福をお祈り致します。
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