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2007/09/16(日)
「生きていく真の力」大嶋博道牧師
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特別伝道礼拝 (聖書)ヨハネ14:27 はじめに: 今日は「献堂11周年」の記念礼拝を守ります。 人が生きていくには力(エネルギー)が必要です。順風満帆(じゅんぷうまんぱん)、すべてがうまく行っているときには、人々の力にはそれほど差がでませんが、何か困難に直面したときに、その困難をどう切り抜けていくのか、その困難にどう対処して、乗り越えて行くのかというところに、その人の本当の力が発揮されてそこで差が出てくるというのが現実ではないかと思います。 本 論: 淀川キリスト教病院の柏木哲夫先生は、生きていく力を7つ挙げています。非常に味わい深いので、そのうち5つを紹介致します。
@プラスを見る力(物事のプラス面を見る)(ローマ8:28,コリント一10:13) すべての出来事には必ずプラス(益)とマイナス(損)の面があります。マイナスというのは病気や事故や失敗、愛する人との別れ、大切なものを失うことなど、人生の悲しくて辛い経験です。マイナスと思われる出来事の中にプラス面をみつけることが、生きていく力という点から見て非常に重要だと思います
A決断した結果をよしとする。 小さな決断から人生を左右する大きな決断まですべてにおいて自分が決断したことを「これで良かったんだ」と思う心、これがとても大切です。たとえ、一日の歩みの中で、決断したことに対して「しまった」と思うことがあっても、一旦、決断したことに対しては、必ず、神は最善に導いて下さると確信することが大事です。
B人を赦す力 人を赦すことと謝ることを連動しているといわれます。人を赦せる人は謝ることが出来る人です。謝ることが出来る人は赦すことが出来る人です。赦す為には相当の愛と忍耐が求められます。しかし、赦す力こそ生きていく真の力なのです。
C不都合なことを受け入れる力 人生には不都合なことがしばしば起こります。それは私たちが有限で弱くて欠けだらけの人間だからです。不都合なことが起こった時、すべては神様の許しのもとに起こることであるから、それは人間として受け入れて行く以外に道はないのだと、心から信じること。それが生きていく力なのです。
D縦の平安をいただくこと 平安には「横の平安」と「縦の平安」があります。横の平安はお金やモノ、知識、経験、時には家族や知人など人が与える非常に不安定なものです。しかしながら、「縦の平安」とは主イエス・キリストが与える永遠に変わらない、消えない平安です。それがヨハネ14:27に記された約束です。 まとめ: おそらく、生きて行く真の力とはこの「魂の平安」を信仰によって上から頂くことではないでしょうか。これは横からではないのです。上からしか来ないのです。 信仰によって、希望を抱いて、愛の内を歩くときに真の生きる力が与えられ、日々平安に溢れて生活することができるのです!祝福をお祈りします。
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