|
2008/01/06(日)
「愛のうちに建て上げられよう」大嶋博道牧師
|
|
|
はじめに: 今日は2008年の教会標語「愛のうちに建て上げられよう」を学びます。 私たちの教会は1986年3月に伝道所開所、1991年4月に教会設立、そして1996年9月に新会堂献堂を行い、主の恵みのうちに教会を建て上げてきました。 今年は改めて「教会を建て上げる」と言うことについて学びます。
序 論: 教会とはどんなところか、私たちと教会との関わりについて考えてみましょう。 @教会は単に「建物」とか「制度」を指しているのではなく、「神によって召し集められた共同体(群れ)」(ドイツで「ゲマインデ」)であり、 A教会はイエス・キリストの体であり、その頭(かしら)はイエス・キリスト、私たち信徒1人1人はその体を構成する肢体(ギリシャ語でメロス=部分)であり、 Bその1人1人がお互いに補い合って働き、 C霊の働き、愛において共に建て上げられて「神の住まい」となる聖なる場所であります。 キリストの体である教会はこのようにして豊かに成長し、健全に建て上げられるのです。
本 論: では、教会が健全に建て上げられるためには何が必要なのでしょうか。それは、 @宗教改革者たちは教会を定義して、神の言葉(説教)が正しく語られ、聖礼典(洗礼・聖餐)が正しく執行されているところに教会がある、と言いました。私はさらに、 A教会は伝道や証しをとおしてイエス・キリストが積極的に宣べ伝えられ、信徒同士の間に主の愛に基づく真実な交わりがなされるところと確信します。 B次に、それぞれが異なっているという「多様性」を認め合うと言う事が大切です。 C次に、お互いが欠けたところを支え合うと言う「相補性」を 持つ事、「破れをそっと繕うようにカバーする」ことが大切です。 教会と共に信徒が健全に建て上げるために具体的なことをお伝えします。 私たちは「身体」「精神」「霊性」(wholistic=全存在)が共に健全に建て上げられ、大きく成長しなければなりません。 そのためには具体的に次の4つの事が大切です。 @謙遜・柔和・寛容・愛が成長しなければなりません。 A平和の絆で結ばれ、霊による一致を保たなければなりません。 B聖日礼拝を守り、聖書に日々親しまなければなりません。 C日常の言葉を大切にし、謙遜であり、間違いを率直に認め、お互いの存在に関心を持ち、相手の必要を知るように努めなければなりません。
まとめ: そのためにも自分に与えられた賜物(分)に応じて奉仕し、証しをなし、伝道し、職場では忠実に働き、家庭にあっては良き存在になるように励みたいと願います。
|
|
|