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2008/12/21(日)
「本当に豊かな人生とは」大嶋博道牧師
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クリスマス礼拝 (聖書)コリント二8:8〜9 ●クリスマスとはイエス・キリストが生まれた日ですが、私たちが「本当に豊かな人生とは何か」について考える時でもあります。一般的に、健康でお金やモノに恵まれ、社会的ステータスがあり、安定した生活をすることが豊かな人生と考えられています。則ち「健康である事」「日常生活に必要な物が整っている事」「社会的地位が保たれている事」「老後に不安が無い事」などが幸せな条件と言えます。 しかし、これらは永続するものではありません。思いがけない事で崩れ去る事があり、消えてなくなってしまうものです。決して安定したものでなく、不安定なものです。 では、果たして豊かな人生とは何なのでしょうか。今の日本は安定した豊かな国と言えます。 世界には物質的に乏しい国が多くあります。そのような国に比べると日本は確かに豊かな国と言う事が出来ますが、大人の閉塞感や焦燥感、若者の生きる目的意識の欠如、子どもたちの飽き足りた生活の退屈など、これだけ恵まれていても、決して豊かさを感じていないような気がします。
●果たして、しあわせ=豊かさとは何か?聖書は貧しい飼い葉桶にスポットを当てて「飼い葉桶の中にこそ豊かさがある」と教えています。貧しさを表す事例として、イエスは飼い葉桶の中に生まれられ、そして決して社会的に地位の高いとは言えない東方の博士に礼拝され、「アム・ハ・アレツ(地の民)」と言われた羊飼いたちに最初に祝われました。 また、イエス・キリスト自身、十字架に架かって死ぬことが定められていたのです。このように、外面的に最も貧しく見えるところに「本当の豊かさがある」と聖書は言ってます。さて、本当に豊かな人生を手に入れるためには次の事が必要です。
@人間の命には限界がある事を知る事〜そして天国への本当の平安を持つ事が第1のことです。 A分かち合う相手を持つ事〜本当の隣人を発見する事が第2の事です。 B共に喜び、共に泣く〜共感出来る人生を送る事が第3の事です。 クリスマスのこの時に本当の豊かさについてもう一度考えてみたいものです。そして、この豊かさに与りたいと願います。 皆様の上に豊かな祝福をお祈り致します。
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