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2008/02/10(日) 「知られざる神に」 大嶋博道牧師
聖日礼拝 (聖書)使徒言行録17:22〜29

序論:
今朝のメッセージの中心は「キリスト教の神」についてであります。
パウロは第二回目の伝道旅行で哲学の町アテネに立ち寄りました。町には手で造った偶像があちこちに立ち並んでいました。彼は「知られざる神に」と記された祭壇を見たのです。それで、
アテネの人々にその実体を明らかにしようと試みました。それが今朝のテキストに記されています。

 私たちはしばしば実体が分からないような「偶像」を神として信仰します。交通安全の神、安産の神、無病息災の神、商売繁盛の神・・・、さらに太陽や月や星を拝んだり、大木や岩のような大きな対象を神として崇めることがあります。まさに「知られざる神」であります。
しかし、本当の信仰というのは信じる対象の実体がよく分かった上での信仰であります。
アテネの人々は自分たちが信じる対象の実体が分からないまま信仰をしていたので。そこで、パウロは「知られざる神」の実体を明らかにしたのです。

本論:
聖書が示す本当の神について述べて見たいと思います。私たちが信じている真の神とは、
@世界と万物を造られた天地創造の主である神です。(24節)(創世記1章参照)
Aすべての人に命と息を与えられる神です。このお方は私たちにビオス(肉体の命)とゾーエー(人格的命・霊的命)を与えられる神です。
B1人の人からすべての人類を造り出し、季節を 定め、居住地の境を定められる神です。(26節)
C私たちがすぐに見出すことができるほど私たちの近くにおられ、私たちの内(in)におられる神です。(27節)
D私たちは霊的には神の子孫なのです。ですから神は私たちに父なのです。(28節)
E人に悔い改めを求められるお方が私たちの神なのです。(29節)
Fそして、すべての事を最善に導いてくださり、すべての事に配慮してくださるお方が私たちの神なのです。(ローマ8:28参照)

まとめ:
私たちの神は「知られざる神」ではなくてこのように実体をもっておられ、私たちのために働いていてくださる真に生きた神なのです。本当の神を知らないまま、偶像を拝むのではなくて、本当の創造主である真の神に信頼し、このお方に従って信仰生活を送りたいものです。祝福をお祈り致します。  


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