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2008/07/06(日) 「愛にしっかりと立つ者」大嶋博道牧師
総員礼拝・聖餐式  エフェソ3:14〜19

〔今年の教会標語に目を向けて〕
●7月に入り、今年の後半に入りました。先ずは、今年の教会標語「愛のうちに建て上げられよう」をもう一度振り返ってみましょう。
 教会はキリストの体です。この標語を実行するためには、教会の手や足を構成している私たち一人一人は信仰によってしっかりと組み合わせられる事によって教会を建て上げる事が出来ます。またこの世の生活の中でも私たちが愛のうちに建て上げられる
事によって家庭も個人も建て上げられるのです。

 そのためには、日々聖書に親しみ、内面から霊的になり、礼拝を大切にし、謙遜であり、平和の絆を保ち、お互いに相手の必要に応答する事が出来るようにならなければなりません。
 この標語を掲げて半年経ちましたが皆様お一人お一人は果たしてどうでしょうか。
今一度「愛にしっかりと立つ者」について学んでみたいと思います。

●今日の聖書のみ言葉の14節以下にパウロの3つの祈りがあります。その祈りの中に「建て上げるあり方」が記されていますので、学びましょう。

@霊の力により「内なる人」を強めると言うのがその第1です。パウロは外面の強さよりは内面の強さを大切にしています。外側をどんなに着飾ったり、整えても、内面すなわち「魂」を強めなければ、決して強いとは言えません。パウロは「見えるものは一時的であり見えないものは永遠に続く」と言ってます。(コリント二4:18)

A信仰によって心の内にキリストが住んでくださると言うのがその第2の祈りです。「内住のキリスト」となってくださいという祈りです。しかも、キリストの内住は一時的ではなく永続的に住んで下さいとの切実な祈りです。それは、私たちの心の主人公としてキリストが私の内側に宿ってくださるようにと言う祈りです。
 私はかつて息子を膝の上に乗せて運転したことがあります。息子は自分でハンドルを握って右や左にハンドル操作をして楽しんでいました。彼は誇らしげに車を動かしていました。
しかし、実は私が彼のハンドルを握った手の下で、しっかりとハンドルを支え、左右に上手に操縦していたのです。
それと同じように、神様は私の人生のハンドルをしっかりと握っておられるのです。

B私たちを愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてくださるようにと言うのが第3の祈りです。生活のすべての事柄は「愛」を基盤にし、愛を土台にしてその上にしっかりと生活を据えたいと願います。それこそが、最も祝福される、幸いな姿なのです。
 この3つの祈りは、今年の教会標語を全うするために大切なものなのです。

●最後になりますが、いったい「愛」とはどのようなものなのでしょうか?
「愛」とは次のような特徴を持っていると言えます。
@愛は犠牲を伴います。
A愛は傷つき痛みます。
B愛は損を引き受けます。
C愛は自分が大切にしているものさえも失います。
D愛はひたすら耐え忍びます。
E愛はひたすら待ち続けます。
 今年一年の中で、一つでも「建て上げられるよう」全力を注いで信仰生活に励みましょう。祝福をお祈り致します。



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