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2009/11/22(日) 「涙をもって種まく者」西脇衛士勧士
収穫感謝記念・信徒礼拝 (詩編126:1〜6)

<苦難の中にある祈り>
人生は苦難と失望、喜びと希望の繰り返しです。苦難の時の祈り、喜びの祈りなど、私たちには何時も祈りがあります。その祈りによって支えられ、人生が変えられていくのです。苦難や、失望が喜びに変えられる祈りをしたいものです。

今日のテキストはバビロンに捕囚となったイスラエルの民の苦難が喜びに変えられています。詩編137編はバビロンに捕囚となったイスラエルの嘆きの歌です。 神様は突然ペルシャのキュロス王の心に働かれ、(エズラ記1:1〜4)イスラエルの民をエルサレム神殿復興のために帰らせます。それは夢のような出来事です。(1・2) 
しかし 神殿再興には多くの戦いが待ち受けていました。神様は預言者ハガイやゼカリヤを遣わして民を励まします。しかし残された民がネゲブの川のように同朋が帰ってくることを祈ります。(3・4)

<祈りの法則> 
「神様・イスラエルの同朋を、神殿を、回復して下さい」と祈ります。イスラエルの民が秋に種を播き、春の雨と共に豊かな実りを期待するように「涙を持って種播くものは喜びを持って刈り取る」との確信を持って祈ります。 それは収穫の法則のなかに神様の約束の確かさを見いだす信頼の歌となっています。

同様にそれは今日の私たちに対しても、涙を持って種蒔く者への励ましのメッセージでもあるのです。私たちは今の悲しみがいつまで続くのか分からないときに失望し、苦しみます。しかし 神様の愛は何時も最善をなそうとして待っておられます。イスラ
エルの民の、預言者の涙の祈りがキュロス王の心を動かし神様の大きな業が進められていきます。

<祈りに必要なもの>

私たちが喜びの収穫をするために必要なものは何でしょうか。
1,祈りの種を播くこと。 
2,忍耐すること。(ヤコブ5:7) 
3,種を成長(祈りを成就)させてくださるのは神様であることを信じることです。
涙を持って祈りの種を播くときに、今すぐの解決はないかも知れません。しかしその祈りは神様の側ですでに最善がなされたという信仰を持って祈り続けけることです。(ヨハネ16:23・24) イエス様も十字架の上で涙をながして祈られました。「父よ彼らを赦してください」と祈って下さり、私たちに救いの恵という実を結んでくださいました。(ヨハネ12:24)
今日は収穫感謝の日です。この収穫物は農家の人の多くの汗と涙の実です。私たちも救われる為に、癒される為に、失望にある時、陰にあってどれほど多くの涙の祈りがあったか知れません。私たちも魂の獲得の為、隣人の、家族の為に涙を持って祈る者にして頂きましょう。神様は祈るものに喜びの歌を与えてくださいます。                      


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