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2009/03/01(日) 「嘆きの中で心を挙げよ」大嶋博道
総員礼拝・聖餐式 (聖書)哀歌3:1〜27 
はじめに:
旧約の「哀歌」はヘブル語で「エイカー」と言います。これは、「哀しみに満ちた嘆きの感嘆詞」で「ああ・・・」とか「どうして」という意味があります。
BC587年のバビロン捕囚によりエルサレムは他国によって侵略され、信仰の拠り所の神殿さえも廃墟となりました。預言者エレミヤはこの哀しみに満ちた悲惨な出来事を嘆きました。しかし、
ただ嘆くだけでなく、神への深い信頼から、必ず平和が訪れ、再び国が復興することを確信して待ち望むことができたのです。

序 論:
今朝のテキストからまず学びたいのは、「嘆く」と言う事は人生にとって必要な事であります。
私たちは病気や事故や災害など思いがけない不幸な出来事を嘆きます。世界には戦争やテロや紛争で貴いいのちが奪われたり傷突いたりして嘆く人々がおります。また、飢餓で苦しむ人々が8億人以上おります。この人達の嘆きは実に大きいです。
また、日本に目を転じても、政治や社会の腐敗、教育現場の混乱、また凶悪犯罪、家庭の崩壊など「嘆き」の材料は後を絶ちません。ヤコブ4章8〜10節に「…悲しみ、嘆き、泣きなさい」とあるように私たちは嘆いても良いのです。主イエスも「悲しむ人々は、幸いである」と言われました。(マタイ5:4)

哀歌に目を向けましょう。3章1節〜21節には「わたしは…」と言うように「わたし」で始まる嘆きの言葉が多く言及されています。嘆きの主体はいつも「私」です。しかし、22節からは「主」と言う言葉が多く出てきます。嘆きの苦しみを乗り越えて、信仰によって主に期待し、待ち望むことばが言及されています。

本 論:
今朝の説教題の「嘆きの中で心を挙げよ」は3:41から名付けました。
いったい心を挙げるとはどういうことでしょうか?嘆きは心が下向きですが、嘆きを止めて、主に信頼して感謝と期待の祈りをささげるときに、心は上向きになるのです。心を挙げるとは、

(1)主の憐れみに対する全き信頼を意味します。詩編37・1〜5「主に信頼し、善を行え。この地に住み着き、信仰を糧とせよ。主に自らをゆだねよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。あなたの道を主にまかせよ。信頼せよ。」…とある通りです。

(2)主への期待(待ち望み)を意味します。24節に「主こそわたしの受ける分と私の魂は言い、わたしは主を待ち望む」とあるように、「主こそわたしの財産」と言い表し、それを私は待ち望むのです。

(3)主への確信を意味します。それは、31節に主は決してあなたをいつまでも捨て置かれはしない」とある通りです。嘆かなければならない不幸な状況があっても、主は必ず最善に導いてくださり、豊かに祝福して下さるとの確信が生まれます。心を挙げるとはそのような信仰に至ることです。

まとめ:
「心を挙げる」ことによって、私たちは、主の慈しみは決して絶えず、主の憐れみは決して尽きず、朝ごとに新たになる(22〜23節)事を確信することが出来るのですキリスト者は朝ごとに主の恵みを呼吸し、新たにされるのです。


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