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2010/12/19(日)
「あなたの暗闇を照らす光」大嶋博道牧師
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クリスマス礼拝 (聖書)ヨハネ1:1〜9 序 論: クリスマスの“キーワード”は相異なる二つの言葉から成っています。一つは「暗闇」であり、もう一つは「まことの光」であります。「暗闇」は象徴的には「死や滅び」を意味し、「光」は「いのちや救い」を意味しています。聖書は闇と光との関係をこう宣べ伝えています。
1.光は暗闇の中に輝いている。暗闇は光を理解しなかった。(ヨハネ1:5) 2.その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。(ヨハネ1:9) 3.闇の中を歩む民は、大いなる光を見、死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。(イザヤ9:1)
私たちが住んでいる世界は、晴れることのない「暗闇」が覆っています。戦争・民族間の対立・テロ・飢餓。日本は長期景気低迷・政治の腐敗・社会や教育現場の混乱・家庭崩壊・いじめ・虐待などあとを絶ちません。人間関係の対立や嫉妬や憎しみが不信や敵意を産み出して孤独や不安や空しさを引き起こしています。 何よりも天地万物を創造された神を認めず、礼拝することなく生きる世界、愛を失った人類はまさに「暗闇」そのものであります。
本 論: 実は、このような「暗闇」が支配している世界に、イエス・キリストは救いをもたらすために来られたのです。聖書はこう述べています。 「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。・・・あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」 (ルカ2:11〜12)このしるしこそ「光」そのもなのです。「すべての人を照すまことの光があって、世にきた。」(ヨハネ1:9) ロシヤの文豪ドストエフスキーは、自分自身が投獄されたことのある経験からこう言っています。「たとえ、真暗闇の 中に一人ぽつんと置かれても、一条の光があれば生きることができる」と。彼が見い出した一条の光とは、まことの光であるイエス・キリストの救いの希望です。 では、暗闇を照らす光の役割とは具体的には何なのでしょうか? (1)あなたの存在を根底から支えるエネルギーである (2)あなたの生きる希望を支えるものである。 (3)あなたに無条件の喜びを与えるものである。 (4)あなたの人生の苦悩(心配・思い煩い・悲しみ・痛み)を背負って下さるものである (5)あなたの足下とあなたの将来を照らす続け、天のみ国に向かって確実に導くものである。 (6)あなたに圧倒的勝利をもたらすものである(ローマ8:37) まとめ: クリスマスに際して、暗闇に輝くまことの光、あなたの人生の終わりまで照らし続けるまことの光であるイエス・キリストを信じて豊かな信仰生活を続けましょう。祝福をお祈り致します。 「光は暗闇の中に輝いている」
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