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2010/12/09(木)
「今、だれを待ち望むべきか」大嶋博道牧師
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アドベント(U)総員礼拝 (聖書)ルカ7:18〜22 (アドベントとは?) アドベントとは、「待つ」「期待しながら待ち望む」と言う事です。人は誰でも「待つ」と言う経験をしているのではないでしょうか。例えば健康の回復、子どもの成長、そして希望する試験の合格等々。「アドベント(Advenire)」とは「突然何かが起こる」と言う意味から派生して、イエス・キリストの誕生を待つ期間と言う事になりました。
「待つ」ということには、5つの意味があります。 @待つと言う事によって相手に対する信頼が生まれます。 A待つと言う事によってあなたの思いがきよめられます。待つことによって神の御心が確かに示されるのです。 B待つ事によって明日への希望が膨らみます。子どもが育つのを、病気が回復するのを、試験にパスするのを、人間関係が回復するのを期待して待つのです。 C待つと言う事は信仰そのものです。そして私に取っては生活の全時間が信仰です。全時間が主のご降誕を待つ時です。 D待つと言う事によって新しい力(生きるエネルギーが蓄えられます。
(弟子たちをイエスの所へ派遣した理由とは?) 今日のみ言葉ではヨハネは2人の弟子を獄中のキリストの元に送り、「来るべき方はどなたでしょうか?」と訊ねさせています。それに対してイエスは「あなたの見聞きしたことを伝えなさ い」と応えています。 ここで、ヨハネが弟子たちをイエスの元に送った理由は @ヨハネは長く牢獄にいたのでイエスの偉大な活動を見ていなかったので確認したかった。 Aもしイエスがメシヤなら牢獄にいる自分を救ってくれると期待したから B弟子たちにイエスがメシヤである事を学ばせたかったから など、幾つかのことが考えられます。 おそらく、ヨハネはイエスを来たるべきお方であることを確信しつつも、自分の弟子をとおして「再確認」しておきたかったのではないかと思います。
(ここから学ぶ事) ここでは次の3つの事を学びます。 @徹底的に待つ事がキリスト教だと言う事です。ヨハネにはこの方を待っていても良いのかと言う疑問があったかも知れません。この事は私たちもしばしば経験することです。でも、最終的には、クリスチャンは信じて待つ事が大切です。 A「あなたは来るべき方ですか」と尋ねながら主に相対して待つ事が大切な事です。みことばを通して、祈りをとおして、日曜ごとに語られるメッセージをとおして神と正面から向き合うことです。 Bキリスト教は「出来事の宗教」と言われています。主の来臨、十字架、復活、聖霊降臨など、すべては「神の聖なる出来事」なのです。私たちはこれらの出来事に関わり、出来事に全存在をもって決断しなければなりません。
(まとめ) 私たちは日々、「来るべきお方はあなたですね。」と問いながら、確信をもってそのお方と向き合って生きたいものです。アドベントに際して、主の豊かな祝福が注がれますようにお祈り致 します。
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