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2010/02/07(日) 「この最後の者にも〜葡萄園の労働者の譬え」大嶋博道
総員礼拝 (聖書)マタイ20:1〜16

序 論:
日本の社会は「能力主義」「実力主義」を前提としています。より能力のあるものがより優遇され、より多く報いを受ける社会です。それに対して聖書が私たちに教えている社会は、主であるイエス・キリストが温かい目を向けておられる社会〜天国です。そこは私たちの合理性を越えた愛と恵みの社会です。私たちが神様から無代価で愛をいただく事が出来る社会です。そこは、「最後の者」である罪深い人も、弱さを持つ人も、何も出来ない人も、生きるに価しないと思われるような人も大切にされ、「あなたは高価で貴い」と言ってくださるような「逆転の社会」なのです。愛によってのみ成り立つ恵みの社会です。

 今日の聖書のみ言葉によると、主人はぶどう園で働く労働者を雇いに市場に出かけて行きます。そして6時には1日当たり1デナリオンで雇います。そして9時にも、12時にも、3時にも、そしてなんと(労働時間は夕方6時迄なのに)最後の5時になってもそこに出かけて行って雇います。
 そして賃金を支払う時になって「最後に雇われた者」から始めて朝6時の最初に雇った者まで順に同じように1デナリオンの賃金が支払われます。最初に雇われた者も最後に雇われた者にも同じように賃金が支払われました。そしてこれが天国の世界だと言われるのです。この事は私たちの常識では受け入れられない事でした。

本 論:
 ぶどう園の主人は「神」で、労働者は「私たち」です。そして1デナリオンとは「救い」です。
天国には自分の功績では決して入る事が出来ないのです。人間の合理的、数学的計算を越えたところに神の国は存在するのですまさにそこは「愛の世界、恵みの世界」です。
 
  さて、この物語から次の事を学びます。
@神が与えられる救いは全ての人に平等である事。
神は悪人にも善人にも等しく太陽を昇らせ、雨を降らせて下さるのです。(マタイ5:45)神の義(救い)は、神の恵みにより無償ですべての人に及びます。(ロマ3章24節)
A神はどんな人にも(「最後の者にも」)愛を豊かに授けられるお方である事。(ルカ15章の
「見失った羊」や「放蕩息子」の譬えを参照)
B救いは行いや業によるのではなくて、ただ信仰、ただ恵みによる事(エペソ2章8〜9節)
私たちは「全て平等に」「最後になった人にも」「自分の業によるのではなく、ただ謙って主のみ前にひれ伏す信仰により、恵みによって」救われるのです。

今朝、改めて、私たちは夕方5時に雇われた労働者と同じ存在であることを確認しましょう。そして、ただ主の恵みによって雇われ、一番最初に「一日分の賃金」を受け取ることが出来る者とされていることを心から感謝し、謙って神を愛し、隣人を愛する者となりましょう。


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