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2010/04/18(日) 「パンくずさえ・・・・」西脇衛士勧士
信徒礼拝 (聖書)ヨハネ6:1〜15

今日の聖書の箇所はよく読まれ、印象に残る所ではないでしょうか。
5千人以上の人にどのようにお話をされたのか。魚とパンがどのように増えていったのか。12の篭はどこからきたのか。等質問したいことがあるかも知れませが。

今日はパンくずさえ大切にされるイエスさまのメッセージです。この箇所から2つのことを取り上げたいと思います。
1つは「パンくず」 2つ目は「無駄にしない」と言うことです。

この出来事は四福音書に並行記事が記載されていますが、この6章 の記事の中にしか無い文言もあります。1つは6:9パンと魚とを持っている少年。一つは6:12 少しも無駄にならないように、言う言葉です。
イエス様はこの無駄と思えるパンくずに注目しています。
弟子たちはパンくずを集めて何になるだろうと思ったかも知れません。しかし、集めると12の篭に一杯になりました。しかしパンくずはいくら集まってもパンくずです。何の役にも立たない無駄な物です。
 
 しかしイエス様は「このパンと魚のくずを1つも無駄にしたくはなかったのです。ヨハネはこの「無駄にならないように」という言葉にヨハネ3の16の「一人も滅びないで」という言葉と同じことばアポレータイ「滅ぼす・失う・消え去る」を使っています。新契約聖書は「少しも亡(うしな)わざるよう」と、ヨハネ3の16では亡(ほろ)ぶることなく」と訳しています。

 主は捨てられるパンくずさえ大切にされるとしたら、なおのこと神さまが創造されたどんな人をも大切に、愛されるのではないでしょうか。イエス様は。髪の毛一本、一羽の雀さえもお心に留めておられるお方です。パウロは自分を「罪人の頭」と言い、ジョン・ウェスレーは「火から取り出された燃えさし」と言っています。

しかし、神さまは「イザヤ43:4 わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」と言って下さり、このパンくずのような、滅び行く者のためにひとり子を私たちの救いのために十字架の上に差し出して下さいました。このパンくずは何の為に集められ、何の役に立ったのでしょうか。

 神さまは無駄なことをされるお方ではありません。全て造られたものは神さまの栄光を表すためのものです。罪深い私を滅びより救い出し、神の子とし、神さまのご栄光を表そうとしておられるのです。
私たちをそのような光栄あるものとして日々造り変え、用いて下さろうとしています。日々、主の御手にお委ねして行く時、主の栄光が表されるのです。

教会は様々な人々が主によって集められた群れです。一人一人が主の手に用いられる時、神さまの大きな御業が表されるのではないいでしょうか。「ここにちっぽけなパンくずがおります。主よお使い下さい」と主の前に持ち出しましょう。  


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