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2010/06/27(日) 「あなたを手のひらに刻んだ」大嶋博道牧師
故西脇衛士兄召天記念礼拝 (聖書)イザヤ49:15〜16

序 論: 
 本日の召天記念礼拝に示された聖書のみことばはイザヤ書49章15〜16です。
その昔、イスラエルの人々は強大な外国の侵略に遭って、国が廃墟と化し、滅亡するという悲しい経験をしました。どんなに努力しても、もがいても国は回復せず、平和は訪れず、人々は絶望感に陥り、生きる気力が失せてしまっていました。

49:14を見ると「シオンは言う(イスラエルの人々は言う)、主はわたしを見捨てられた。わたしの主は私を忘れられた。」とあります。見捨てられる」とか「忘れられる」というのは、人間として最も辛いことです。「見捨てられる」とは「必要とされないことです」「生きること期待されないこと、歓迎されないことです」 これほど残酷で、孤独なことはありません。
また、「忘れられる」とは、「存在の否定」を意味します。存在を認めてもらえないほど、悲しいことはありません。 逆に、一人の人でもいいですから、「私の存在」を覚え、いつも関心を寄せて、気にしてくれ、期待してくれる人があれば、私は希望をもって前に向かって生きていくことは出来るのです。!!

49:15は「あり得ない仮定法」と言われています。
「女が自分の乳飲み子を忘れるであろうか。母親が自分の産んだ子を憐れまないであろうか。」 まず、そのようなことはあり得ない、という前提があります。そして「たとえ、女たちが忘れようとも、神であるわたしがあなたを忘れることは決してない。」というのです。

本 論:
 今朝のメッセージの中心は「わたしはあなたをわたしの手のひらに刻みつける」です。
「手のひらは」最も目につくところ、大切な部分を意味します。神は、ご自分の手のひらに、あなたの存在を刻みつけておられる、というのです。 このみことばは何を意味するでしょうか?

@神はあなたを決して見放されないお方、あなたの存在を忘れるお方ではないということ。
神様はあなたの生涯にわたってずっと関心をいだき、心配し、共に歩まれるお方です。

A神はあなたを「高価で貴い存在」と認めておられる。
あなたの地位や名誉や肩書きで、持っているもの、身に着けているものであなたの値打ちを計算されるお方では断じてない。あなたの存在そのものを、あなたのあるがままの姿をそのまま「高価で貴い」と言ってくださる。(イザヤ43:4)

B神はあなたを生涯の終わりまで責任をもって持ち運んでくださるお方である。
「恐れることはない。わたしはあなたと共にいる神、たじろぐな、わたしはあなたを救う神」
昼は雲の柱、夜は火の柱としていつも「臨在」を明らかにしてくださる神様だからこそ、私たちを確かに持ち運んでくださるのです。

まとめ:
 西脇衛士さんは、生涯、神を信じ、神に信頼して歩み続けました。西脇さんも神の手のひらに刻まれた一人でした。今は天にあって、神のふところに抱かれていることでしょう。 神様が西脇さんをその生涯の間、決して忘れなかったように、私たちも西脇さんを忘れません。「神第一の信仰」「イエス・キリストの十字架の贖いに基づく聖書信仰」そして、家族を愛し、クリスチャンの仲間を大切にされた西脇さんの生き様を!
 皆様の上に、神の祝福と、慰めと平安をお祈りいたします


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