|
2010/09/26(日)
「彼の上に太陽が昇った」 内貴八郎右衛門牧師
|
|
|
献堂14周年記念礼拝 (聖書)創世記32:23〜32 (挨拶) 神戸ひよどり台教会は1986年3月に伝道所を設立。そして1991年4月に明石上ノ丸教会から独立して「日本フリーメソジスト神戸ひよどり台教会」を創立。そして1996年9月に新会堂を献堂、主の憐れみにより、本日、献堂14周年を迎えました。この記念すべき時に招かれて礼拝のご用をさせて頂ける事に感慨深いものがあります。主の恵みに感謝します(み言・申32章7節)
序 論: ヤコブは主の目から見てあまり好ましい人物ではありませんでした。では何故このように人物を主はあえて選んで立てたのか?その答えは「私たちも主に選ばれる」ためでありましょう。 ヤコブとは「押しのける者」「人の引っ張る者」と言う意味があります。(実は、私たちもヤコブと同じような悪しき罪や弱さを持っています。) 創世記25:27〜34によると兄エサウから狡猾な方法で欺いて長子の権利を奪い、さらに27:18〜29で父の祝福をも奪っています。その結果、彼は兄の殺意を含んだ怒りにふれて、叔父のラバンの所に逃亡し、20年間そこに滞在します。やがて、彼は家族や財産を伴って帰郷することになるのです。
本 論: 今日のみ言葉によると、その途上においてヤコブはヤボクの渡しで、家族や使用人や財産を兄エサウのいる向こう岸に渡らせた後、一人残って夜通し、何者かと格闘し、腿の関節がはずれます。神が彼の傲慢さ、狡猾さ、自己中心性を全く打ち砕かれたのです。実は、神が打ち砕かれなければ誰1人として神の恵みに預かる事は出来ません。 ヤコブはヤボクの渡しで神と格闘する(神と向き合って夜を徹して苦悶の中で激しく祈ること)ことによって、今までの自分の力に頼り、自己中心に生きる傲慢さを打ち砕かれたのです。 (それが「腿の関節がはずれた」意味です)ヤコブのように神様に打ち砕かれる事によって生まれ変わる事が出来るのです。神は「打ち砕かれた心」を求めておられます。(イザヤ53章5節) どんなに罪深い人でも神に打ち砕かれる事によって造り変えられ、赦され、神のみ心に叶う者とされるのです。ヤコブのように、いいえ、それ以上に罪深い私たちも神様に打ち砕かれること によって造り変えられ、祝福される者となるのです。
(むすび) ヤコブがペヌエルを過ぎた時に「太陽は彼の上に昇った」のです。ヤコブはペヌエル(神の顔)で敬虔な、神聖な経験をすることによって彼の上に太陽の光がさんさんと輝いたのです。祝福されたのです。あのような罪深いヤコブが造り変えられ、イスラエルの先祖とされた事は私たちの大きな慰めです。主に感謝します。
|
|
|