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2011/10/31(月) 「教会とは」畑中康雄勧士
 創世記11:1〜9/使徒言行録2:1〜4

(プロロ−グ)
 教会とは何でしょうか。教会を意味する「エクレ−シア−」には「呼び集める」と言う意味があります。即ち神によって呼び集められた会衆、神の民を意味します。新約聖書の時代には「場所を問わず、礼拝のために共に集まった信徒の集まり」を意味しており、新約聖書全体を通して「教会」と言う言葉が「建物」としては用いられてはいない事に注意したいと思います。
教会は
@「キリストが教会の頭であり、自らその体の救い主である。」とありますように「キリストを頭とする存在」です。
A「キリストの体である教会のために…わたしは教会に仕える者となりました。」とあるように「キリストの体」です。

(バベルの塔から学ぶ)
 神様から祝福されたノアの子孫は繁栄しました。だが成功した事が原因で人々の信仰はノアの正しい信仰の道から遠ざかっていきました。成功は神の恵みによるのではなくて自分たちの才能と努力の結果であると思うようになりました。この傲慢さの結果、天にまで届く塔を建てる計画を立ててしまったのです。この塔の名前を「バベル」と言います。言葉の混乱です。それは「言葉が乱された」という読み方以外に、以前と全く同じ言葉をつかっているのにも拘わらず、人々の主義や主張が分裂したためにバベルの塔を立てると言う共同の作業が出来なくなってしまったと言う読み方も出来ます。私たちの身の回りにもこのような事があるのではないでしょうか。

(ペンテコステに学ぶ)
 このような「バベル=混乱」は神が遣わしてくださる「メシヤ=救い主キリスト」によって解消され、再び人間は神によって赦され、神と和解する事が出来るとの約束が与えられました。ここ
で大切な事は4節にある「霊に満たされ、霊が語らせるままにほかの国の言葉(それを聞いた人たちが理解出来る言葉)で話し出した。」という事です。即ち、教会とは「霊に満たされ、霊が語らせるままにそれを聞いた人たちが分かる言葉でイエスを語り、イエスの名によって悔い改め、罪の赦しを受け、イエスの名を宣べ伝える働きをする」ところなのです。

(まとめ)
 私たちの家庭は、職場は、そして教会は「バベルの状態」にはなってはいないでしょうか。神のみ言葉を中心とした生活をする事により家族の、隣人の言葉が理解出来るように、そして
教会の働きである「霊に満たされ、霊が語らせるままにそれを聞いた人たちが分かる言葉でイエスの事を語り」それを聞いた人々と私たちの心にキリストの平和があるようになりたいものと願います。  


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