|
2011/11/06(日)
「命の名が記されている」大嶋博道牧師
|
|
|
召天者追悼記念礼拝 フィリピ3:17〜21 序 論: キリスト教的人生観とは次の3つに要約出来ます。即ち、 @人生は1回限りであると言う事(肉体の命は一つ) A人生には終わりがあると言う事(死でもってしか人生の幕は閉じられない) Bしかし、死は終わりではない事(天国への望みがある事。私たちの本当の住まいは天国にある)です。(フィリピ3:20) 聖書は「天国」の存在を幾つかの箇所ではっきりと述べています。 (1)黙示録21:1〜4 (2)イエスのことばから―イエス様は「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」(ルカ23:43)と約束されました (3)「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。・・・(ヨハネの福音書14:1〜3)。 (4)「けれども、私たちの国籍は天にあります。(フィリピ3:21)。 神学者であり、牧師の近藤勝彦先生は「このパウロの言葉はクリスチャンの信仰の本質であり、隠された性格を的確に言い表している」と述べています。 (5)命の書(Book of Life)に名が記されている「命の書」とは、ヨハネの黙示録によれば、最後の審判において開かれる書物です。 キリストに結ばれて神の平安と安らぎを与えられ、永遠の命を与えられた者の名前が一つ一つ記されている書物ということですが、キリストを信じて生きた者は、「過去帳」や「死者の書」にではなく、「命の書」に記される、というのです。(出エジプト4:3、イザヤ4:3、エゼキエル13:9、ダニエル12:1、詩篇69:29と139:16、ルカ10:20、フィリピ4:3、ヨハネによる黙示録3:5と20:15と21:27等) 本 論: 天国を確信しながら、私たちは日々、どのような歩みをしたらいいのか? @仕事に精一杯時間を費やして欲しい (使命=いのちを活用すること) A家族をこよなく愛して、大切に守って欲しい (隣人への愛) B信仰生活を全力を注いで守って欲しいと思います。
まとめ: 今朝、私は故人の写真を前にして、重ねて強調したい。目に見える世界がすべてではない。物質を中心としたこの世界がすべてではないのです。 ペテロは「あなたがたは、この世の旅人であり寄留者である」(Tペテロ2:11)と言いました。この世は仮の宿であり、一時的(一瞬)です。いつまでもしがみつく場所ではないのです。私たちには世界の次元を越えたもう一つの、そして永遠の住まいである世界が与えられているのです。 神様だけが持っておられる「命の書」にあなたの名は記されています。 「あなたがたの名が天に記されていることを喜びなさい」(ルカ10:20) イエス・キリストを信じて信仰に生きる者すべてに与えられた約束です。天国への望みをもって、喜びと感謝をもってこの地上の歩みを続けたいものです。
|
|
|