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2011/02/20(日)
「健全な教会・祝福された家庭」大嶋博道牧師
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聖日礼拝 (聖書)エフェソ2:14〜21 〔定期教会総会開催の聖日にあたり〕 (1)まず、基本的なことですが、「教会」とは何か? 教会のことをギリシャ語で「エクレシア」、ヘブル語で「カハール」と言いますが、この言葉は私たち人間の集まり、「共同体」を指しています。教会とは何かと言えば、「神によって召し集められた群れ(共同体)」であります。パウロは私たちが「神の神殿」であると述べています。(コリント第一3:16〜17参照)
(2)では、この「教会の土台とは何か?」について触れておきます。 教会の土台はイエス・キリストです。 エフェソ2:20に「使徒と預言者という土台の上に建てられています」とありますが、これはイエスの弟子たちや後の使徒たち、預言者たち(伝道者)の信仰と教えによって形成されたことを意味しています。すべての出発、基、基礎、礎石となるのはやはりイエス・キリストであります。
(3)このような土台によって立てられた健全な教会とはどのような姿をしているか? @毎週聖日に行われる礼拝がイキイキしている。 牧師が正しくみことばを語り、信徒がそのみことばを謙虚に聴き、受け入れている。感謝と喜びにあふれた生きた霊的な礼拝こそ、私たちが目指す健全な教会。 A信徒一人一人が霊に燃えて喜びの奉仕に励んでいる。 礼拝の司会や奏楽、受付や献金係、会堂掃除や事務、教会学校の教師も各部の働きも奉仕です。何よりも「祈り」は最大の奉仕です。心から喜びと感謝と従順な心で奉仕に励むことこそ、目指す健全な教会。 B聖書の学びなどをとおして、信徒一人一人が霊的に成長している。 「霊的成長」は、私たちの教会のこれからの課題です。弟子養育誓書研究、信仰育成の学び、聖書研究祈祷会、牧会カウンセリングの学び、また個人的なデボーションをとおしてみことばに接し、祈りを継続する。ここに「信徒の霊的成長の秘訣」があります。 C愛の交わり(コイノーニア)が見える形で成長している。 使徒言行録に記された「最初の教会」は、家ごとに集まってパンを裂き、喜びとまごころをもって一緒に食事をしていました。「信徒たちは皆一つになって、すべてのものを共有していた」と あります。(使徒2:44〜46) D外に向かって積極的に証しや伝道を実践している。 「伝道」アンケートに51名の方々が記入して下さった。皆さん、自分の家族や親しい知人、近隣に向かってなんとか伝道したいと願っていることを深く感じた。 羊飼いは羊を産むことはできませんが、羊は羊を産むことができましす。言い換えれば、ここにおられる信徒一人一人が伝道へと導かれて頂きたいのです。
(4)では、健全な教会と共に祝福された家庭について触れておきます。 「あなたがたも共に」とパウロが強調しているように、教会だけが健全に建てられ、成長するのでなく、同時的に皆さんを送り出している「ご家庭」も豊かに建て上げられないといけません。 具体的には、(1)礼拝の恵みがそのまま家庭につながること。(2)皆さんの存在が家族の中に愛を産み出し、幸いを産み出し、平和をもたらすこと (3)家庭も一つの方向に向かって建て上げられていくこと。
まとめ: 健全な教会を建て上げましょう。信仰と希望と愛に成長しましょう。 皆さんが健全な教会に連なることによって、皆さんの家庭にも祝福が豊かにもたらされますように心からお祈り致します。
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