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2011/07/10(日)
「そのままのあなたで」熊谷直也伝道師(五條キリスト教会)
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伝道献身者奨励礼拝 ヨハネによる福音書21:15〜23 (伝道献身者奨励礼拝に寄せて) 今日のみ言葉は私が献身の時に与えられたみ言葉です。 20章30〜31節に「イエスの名により命を受けるため」と本書の目的が書かれており21章はそれに続いて書かれたものです。今日は私が神学生の時にご奉仕した御教会で伝道献身者 奨励礼拝のご奉仕が出来る事を感謝し、私の献身のみ言葉から学びます。
(本書が書かれた理由) 今日のみ言葉が書かれた理由は@イエスが愛していた弟子(ヨハネ)が死なないとの噂が出たためにその誤解を解くためA弟子の1人のペトロがその後どうなったのか(弟子の回復)を書く事でした。 み言葉によるとガリラヤに行けばイエスに出会えると思っていた弟子はそこではイエスにお会い出来ませんでした。その時にイエスが現れ、準備してくださった食事が終わった後にペトロは、イエスは変わっておられないのに自分は変わってしまったと気づきます。そこでは次の様な出来事がありました。
(わたしを愛するか) 食事が終わるとイエスはペトロに「私を愛しているか」と3度も問われます。3度も同じ事を問われたのはペトロがイエスを3度も知らないと言ったからではないかと言われています。3度も「わたしを愛しているか」と問われたペトロは「わたしがあなたを愛している事はあなたがご存じです」と答えます。ペトロが愛していますと答えた「愛(フィリア)」とイエスが言われた「愛(アガペー)」には大きな違いがありました。それは「人の愛」と「神の愛」の違いです。イエスは2度はアガペー(神の愛)を、そして3度目にはフィレア(人間の愛)と言う言葉を使われています。 この事はイエスはペトロに「そのままのあなたで良いのです。」と言っておられるのではないでしようか。神の愛を説かれたペトロは自分をさらけ出してイエスを受け入れます。そしてこのようなペトロをイエスはありまのので受け入れてくださったのです。3度も知らないと言った弱さをさらけ出したペトロをそのままで受け入れてくださったのです。
(イエスの後ろ姿に従って歩む) 「わたしに従いなさい。わたしが歩いて行くからその後について来なさい」と言ってくださるイエス、「そのままの姿で良いからわたしについて歩いて来なさい」とイエスは言われるのです。私たちもイエスの招きに応じてイエスの後ろに姿に従って歩いていきたいものです。わたしを招いてくださるイエスのみ姿を確認しながら。「確信は確認の連続です」。一つ一つ確認しながら、神に対する確信に招かれたいと思います。
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