|
2012/01/15(日)
「罪からの解放の秘訣」畑中康雄勧士
|
|
|
信徒礼拝 ローマ3:21〜26 「この世の罪」と「キリスト教の罪」 @世の中でいう罪は「法律を犯す事」を言います。 Aキリスト教も国家の主権を認め、法律を大切にします(法律を守ります) Bしかしキリスト教は国家の主権の背後に神の主権が存在していると考えています。 Cですからキリスト教は法律に基づく国の秩序を究極的なものとは考えません。 Dそしてキリスト教は心の内に働く良心の命令は法律よりはもっと重要だと考えます。
人間の本質的な罪(原罪) @キリスト教でいう罪とは法律に背く事ではなくて「神の命令に背く」事です。 Aキリスト教で罪という場合にその代表的な罪に「十戒に背く事」があります。その罪とは「神についての戒め」に関する4つの戒めと「社会生活上での社会倫理」の6つの戒めからなっています。 Bイエスは山上の説教において十戒以上に更に精神的な罪を戒めています。例えば「殺人」という事についてはただ人を殺すという行為だけではなくて「兄弟に腹を立てる者は誰でも裁きを受ける」と罪の本質を深く捉えています。そしてこの教えのマトメとして「神への戒め」を「心を尽くし、精神を尽くして神を愛する」そして「社会倫理に対する戒め」を「隣人を自分のように愛すなさい」としこの2つを守ることによって全うされると教えて います。 C更にキリスト教では「原罪」について教えています。人は神によって造られたのに神のようになりたいという罪を犯してしまった事によって生まれながらの罪として神から与えられた罪が原罪です。この「原罪」から救われるために私たちに与えられているただ1つの救いの方法が私たちの罪の赦しのために十字架に架かって、私たちの罪を贖ってくださった「イエス・キリストを信じる」という事以外に方法はないとキリスト教では考えています。
罪からの解放の秘訣 今日み言葉のキ−ワ−ドは「キリスト・イエスによる贖いを通して、神の恵みにより無償で義とされる」にあります。即ち、人はただキリストによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるとの約束です。私たちは私たちの贖いのために十字架にかかってくださり「イエスを信じる者を義としてくださる」主に感謝し、罪を懺悔し、信仰の告白をする事が救いを得る、神様に義とされる秘訣なのです。「私が心の中で犯した罪を、私が口(言葉)で犯した罪を、私が行いで犯した罪を」懺悔し、この「私の罪」の贖いのために十字架に架かってくださった主イエス・キリストを日々の生活の中で受け入れ「日常生活の価値判断の基準」とする事が罪からの解放の秘訣なのです
|
|
|