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2012/09/09(日)
「信仰の杖一本をもって」大嶋博道牧師
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高齢者祝福礼拝 ゼカリヤ書8:1〜13/詩編23:1〜6 はじめに: 本日は高齢者祝福礼拝を守ります。日本人の平均寿命は男子が80才で世界第4位、女子が86才で世界第1位でだそうです。そして65才以上の人は約25,000,000人、即ち国民の5人に1人(20%)が高齢者ということになります。今朝は高齢者の祝福を願ってメッセージをお伝えします。 聖書には「杖」と言う言葉が幾つか出てきますが本日はその中から4つの「杖」について学びます。
本 論: @「支えの杖」(ゼカリヤ書8章4〜5節) この聖書の箇所は老人・若人が共に集まって神の恵みを喜んでいる姿が記されています。 老人は長寿ゆえに杖をもっています。それはまさに彼らが主である神に心から信頼し、すがっている姿です。諺に「転ばぬ先の杖」というのがありますが、これらの老人は神の温かい「支えの杖」を持って、決して転ばないように立ち続けているのです。
A「慰めの杖」(詩23編1〜4節) ここでは、主は私の本当の羊飼いと書かれています。羊飼いは羊を外敵(野獣や盗賊など)から守るための「鞭」と道に迷っている羊を連れ戻すための「杖」を持っていました。「杖は私を力づける」とありますが、それは私を「慰める」、「安心を与える」、「勇気を与える」、「励ます」という意味です。 神の慰めの杖でした。「たとえ死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖、それがわたしを力づける(4節)とみ言葉に 書かれている通りです。
B「権威を表す杖」(出エジプト4章1〜4節) モ−セの杖は高齢者の杖では無くて「神の権威」を表す意味を持った杖でした。どんな権威か?聖書によると「モ−セが杖を高く上げて海に差しのべると海が真っ二つに分かれて道が出来」また「苦い水に杖を入れると甘い水になり」そして荒野の中で水が無かった時には「杖で岩を叩くと水が出た」とあります。(出エジプト記13:21〜22,15:25,17:6〜7参照)
C「イエス・キリストという杖」(創世記32章10〜11節) ヤコブは杖一本でヨルダン川を渡り、ハランの叔父のところへ出かけたが、20年後には二組の陣営を持つまでに豊かに祝福されました。また、テモテ第一6:7には、私たちは何も持たないでこの世に生まれ、何も持たずに世を去っていくことが書かれています。ですから私たちはイエス・キリストと言う1本の杖を持って毎日を主に信頼し、主にお仕えしながら生きていきたいと思います。 新聖歌278番にあるように「信仰こそ旅路を導く杖」なのです。高齢者と共に本日、礼拝に集われたすべての方々の上に神の豊かな祝福と平安をお祈り致します。
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