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2013/03/10(日)
「家庭が祝福される選択」大嶋博道牧師
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聖日礼拝 ルツ記1:1〜7, 1:14〜19 (序論) 東日本大震災二周年を明日に控えてメッセ−ジの前に先ずお祈りをさせていただきます。 さて、現代ほど家庭が激しく揺さぶられ、存在の意味や目的が問われる時代はありません。 本来、家庭は家族の生活を支え、エネルギ−を補給する場であり、人生の小さな学校であります。 そこで、今朝はルツ記をとおして、命がけの旅立ちの選択をした二人の人物から「家庭が祝福される秘訣」を探りたいと思います。 (1)ナオミの夫のエリメレクの選択。 この時代に飢饉がありました。そのためにエリメレクは100qも離れたモアブの地に移住します。モアブは異教の地、偶像の町でした。しかし、そのモアブの地をエリメレクが選んだ事は主 の御心ではなく、自己中心的で正しい事ではありませんでした。その結果エリメレクは死に、2人の息子も死んでしまいます。エリメレクの妻ナオミと2人の息子の妻しか残りませんでした。 選択ミスの結果です。モアブは決して神の導きの地ではなかったのです。 神のみ心を知る方法は何か。 それは@聖書の御言葉に導かれる事A全てを明け渡して祈る事B説教を通して歩むべき道が示され、思いが清められる事C問題に関わっている人々のアドバイスを求める事D神が万事を最善に導いてくださると確信して選択する事です。
(2)モアブの女性ルツの選択。 夫が死んだ後は実家に帰るのが当時の習しでしたが、ルツはナオミにすがりついて離れませんでした。執拗に同行を願うルツの熱意に負けて、ナオミはルツを伴って故郷のベツレヘムに帰ったのです。
(本論) 家庭が祝福される選択について次の3つの事を学びます。 @ナオミの真実な悔い改めが家庭の祝福につながった事が第1の事です。→13節の悔い改めの必要性 Aルツの徹底した主に従う信仰が第2の事です。→16〜17節がこの事を物語っています。 Bボアズのような行き届いた配慮が祝福の基いとなるという事が第3の事です。→求める人の必要が満たされる備えと配慮の必要性
(まとめ) やがて、ナオミの嫁ルツはボアズと結婚して男児を産み、近所の婦人達が「オベデ」と名付けます。祖母のナオミがこの子を養育するのです。オベデからエッサイが、エッサイから偉大なダビ デ王が誕生。悔い改めたナオミ、そして主にどこまでも従う従順な信仰を持ったルツをとおして家庭が祝福されました。「選択」の大切さをこの聖書は教えています。私たちも主のみ心に従った選択をしたいものです。
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