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2005/01/04(火)
Vol.2(92年8月)
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Vol.2からは『グッちゃんのパンダラス・ボレアリス』を紹介。 以下本文より--
みなさんお元気ですか。私は元気です。 というわけでスピッツは5月末から6月いっぱいを使ってレコーディングをやっていました。 で、レコーディングといえばほとんど密室状態スタジオに1日10時間以上も閉じこもってシコシコ作業するということになるわけで、そうなると唯一の楽しみはやはり食事です。 スタジオの食事というとそれはもう店屋物ONLYであるのですが、メンバーに注文をきくとき、それまでとはまったく違う目の輝きとこだわりをみせるのが"雑食性リズム隊"田村くん&崎ちゃんです。 まずこの2人はお腹がすいているときと満腹のときとでは明らかに動きのパワーとスピードが違います。 ですから、私はそのパワーとスピードが落ちる前にタイミング良く燃料を補給してあげなければなりません。 ちょっとでもそのタイミングが遅れると崎ちゃんの目が車の燃料計のように"empty"と点滅し、私に空腹を訴えかけます。 いかにベストのタイミングで食事を注文するか、これが私に課せられた使命なのです。 そしてそして、"違いのわかる男・田村アキヒロ"。彼のこだわりもあなどれません。 出前が到着して、自分のたのんだものよりも他の人のものの方が美味しそうだったり、量が多かったりしたときの悔しがりようときたらもうすごい。 あの悔しがりようは、すべての物事を勝負にみたててしまうギャンブラー田村の性なのでしょうか…。 で、残りのお2人さんですが、この人たちはいたって普通です。 食事に対するハイテンションな執着心はリズム隊コンビにくらべれば子供のようなものです。 ちなみに、マサムネくんはボーカリストという立場上、食事時間が制限されます。 歌入れのある日はそれが終わるまでほとんど食事を取れないという状況になることもあるのです。 これは物を口に入れてしまうと、その後数時間はのどにタンがからんだような状態になり、きちんと歌えなくなってしまうからなのですが、つくづくボーカリストという職業は大変な職業だと痛感してしまいます。 あ、それと話は横にそれますが、食事という点で私が心配なのはテツヤの胃腸です。 彼はなんといっても貧乏学生時代、悪くなったモヤシを食べつづけて入院してしまった男です。 そして結構お酒が好きで、飲みにいくとあまり食べずにひたすら飲みに集中してしまうタイプなのです。 栄養バランスを考えて毎日の食事を取っているとも思えません。 一度、胃カメラでものんだほうが良いというのが私の提案です。 それでは…。
テッちゃん、、入院しただけでも気の毒なのに、その理由がモヤシとは…(哀)
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