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2004/10/06(水)
最新のニットの帽子
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ひとつも同じものを作れないことが、実はおすすめできるひとつの理由です。ばらばら〜と見えるのは、並べて比べるからで、実は使うことにはなんの意味もないもの。糸が途中で足りなくなることも、次のデザインに展開するためのきっかけだったり。
見て、「あ、これは私にふさわしい」とか、「これなら贈ると喜ばれそう」と本当に感じて貰えるといいなと思いながら創っています。ものって、作るひと、使うひと、そして素材の三つ巴で活きるのではないでしょうか。
知らない人と全く同じものを使っているって不自然だし(だよね〜)、規格化する段階での「無理」って材料調達や単純労働者へのしわ寄せになっていると思います。…規格化への努力でなくて、ひとつづつの完成度を上げたいものです。
いま、洋服やニット製品のほとんどが人件費の安い中国などからの輸入なのはご存知と思います。世界の工場と称される中国も、海岸部から次第に奥へと、安い人件費求めて工場が世界を動いています。 そして日本は空洞化。 とかく「経済効率」の良し悪しで割り切りすぎることに、疑問というより不安を感じています。衣食住の基本になるものは、身近なところでも調達できる方が安心ではないかな。付加価値の高いものの流通で国際経済を生き延びるという20世紀の発想は一理有るけど、でもやっぱり衣食住の基本は自分に近いところに。高付加価値のもののために犠牲にしていいものではないですよね。そして日本の日本らしいものづくりが海外の人の手に渡ることも大事な文化交流、ハイテク製品以外にもガンバラクカラ〜チャ☆ 私の理想は、自分で作ったもので、相応の野菜やおコメ、味噌などを交換できる状態。それもお互いが尊敬しあえるくらいに相互理解をもちながら。ふあ〜これはなかなか難しい。あ、地域通貨も活用しましょ〜
すっかり涼しく(いや、もう寒いくらい)になったので、頭も冴える季節、ちょっとまじめになっちゃいました。
【写真では、点にしか見えないけど、このワンポイントは、なかなかですよん(見てのお楽しみ)。今後もアンティークショップ、釣具店、などこの「点」のためにあちこち分け入って行く所存でございますぞっ】
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