いいりん ☆ ゆつくりえいと ☆
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2004/06/24(木) ,,,そして、輪は閉じないで広がっていく,,,
ちょっと長くなりますが、21日のことを書いておきます。 

  20日のdiaryhttp://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed_user.cgi?Y=2004&M=6&D=20に書いた、夏至の日のイベント(本当はセレモニーですね)、台風6号にすっかり抱かれての開催となりました。
アイヌの表現だと、台風は≪雷のおかあさん≫なのだそうで、これはこのセレモニーが母なる大地への深い感謝を込めているので、自然な流れだったのかもしれません。
ともあれ、私も2日間ずっと水の中をさまようような心地でした。
もっと前から準備し、あとまで残っていた方々は、天候は回復したとはいえ、とてもとても疲労したと思います。
深い感謝を。

 ≪夏至の日の、一番長い一日。≫

 21日、夏至。朝8時頃から野原に人の輪ができはじめます。一重の輪がつながった頃、チーフが言いました。「いままでで一番大きな輪になった。アイルランド、南ア、オーストラリアの時よりも。」
 あまりに大きいので、輪を4重にして、みなが少し近づきました。でも中央の火のある場所は霞んでいてあまり見えません。
 火は、ヒロシマの火。
セレモニーは、撮影も録音も一切ゆるされません。参加する意味も重くなります。
ネイティヴアメリカンの儀式に則りつつも、アイヌやカナダの祈りを挟んだセレモニーの終わりがけ、一人一人が火の中に葉をくべることが許されましたが、台風の来る方向、東南に向かって立っていた私に雨は正面から容赦なく顔に降り続け、寒さでひざがガクガクし、その一時間ほど前に、限界がきてしまいました。

案の定2日経っても手足の腫れはとれず、内出血も。は〜。
暑さに強いと思っている私ですが、寒さには全く対応できない体質だと、あらためて思いました。

 〜これは、私にとっては≪何かが終わらなかった≫という意味だと感じました。1989年に開いた扉。…そう、課題はまだまだ、ということね。

 チーフは、焼けるような暑さの日も、凍りつくような日も、セレモニーは行う、その意味があるのだという。耐えることが重要なのだ、とも。
新大陸の先住民のイニシエーションは、死を越えるための想像を絶するものだったようだから、わたしなど、そこに生まれていたら、とっくに土に還っていたのかもしれません。


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