いいりん ☆ ゆつくりえいと ☆
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2004/06/29(火) 色の一致。
さいきんの、ぶっとびついでに(笑)。
 21日と27日、続けざまに二人から、カルロス・カスタネダの話題が出る。
50歳位のひとと、40歳くらいのひと。一人は直接、一人はラジオの電波に乗って。
90年頃、文化人類学を生齧りしていたこともあって、何冊かを読んだ。
感想は複雑だった。

 で、再び気になり、WEBを検索していたら、こんな一文が目に入った。
『いちばん上の層は白っぽく、次の層は黄色がかった薄緑で、いちばん下の層は琥珀色をしている。』
この一文は、25日に書いていた風景のようではない?
そのとき自分の体が、手などふやけて、おまけに寒くてだんだん青白くなり、琥珀色でないのが嘆かわしかったのだけど。
 それにしても、な、タイミングで殆ど忘れていた作家を2度耳にした。このタイトルの本はまだ読んでない気がする。なんだか不思議だ。
どちらにしてもカスタネダは奥深いというか厄介というか、夏休みの長い方にだったら、お薦めしたい感じです。確か12冊出版し、98年に消えた謎のアメリカの人類学者(?)です。

≪以下はその引用≫
 夢見の技法    カルロス・カスタネダ 著  真崎義博 訳  二見書房

p213-214
 私は、私たちの世界のエネルギーが揺らめいていることを発見した。それはまたたいていた。生命のあるものばかりか、世界のあらゆるものがその内部の光を明滅させていた。ドン・ファンは、私たちの世界のエネルギーは揺らめく色合いの層から成っていると説明した。いちばん上の層は白っぽく、次の層は黄色がかった薄緑で、いちばん下の層は琥珀色をしている。
 私はこうした色合いをすべて見つけた。というより、私が夢のような状態で出会ったものが形を変化させるたびにその光の揺らめきを見たのだ。しかし、白っぽい輝きは、エネルギーを発生させるものを見る最初の衝撃だった。
「三種類の色合いしかないのかい?」私はドン・ファンに訊いた。
「色合いは無数にある」彼は答えた。「だが、順番としてはまずその三種類に関心をもつべきだ。あとになれば、好きなだけ自分を洗練させることができるから、いくつもの色合いを区別できるようになる。
 白っぽい層は人類の集合点の現在の位置だ。とりあえず、それを現代の色合いといっておこう。呪術師は、いまの人間がすることはすべて白っぽい輝きに染まっていると信じている。ある時代には、人類の集合点の位置が世界の支配的なエネルギーを黄色がかった薄緑に染めていた。さらに遡った時代には、琥珀色に染めていた。呪術師のエネルギーの色は琥珀色で、それは彼らがエネルギー的に遠い過去に存在した人間と関連していることを意味している」
「いまの白っぽい色合いもいずれは変化するのかい?」
「人間が進化できればな。呪術師の大きな課題は、進化するために人間はまず自分の意識を社会秩序に縛りつけているものから解放されなければならない、という考え方を推し進めることだ。意識が解放されれば、意図がそれを新しい進化の道へと向け直すからな」
「呪術師はその課題を達成できると思うかい?」
「もう成功している。彼ら自身がその証拠だ。他の人間に進化の価値の重要性を認識させるのは、また別の問題だが」

 ★ macで見たら16pだと字が大きすぎるみたいなので、小さめにしてみました。


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