いいりん ☆ ゆつくりえいと ☆
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2004/08/27(金) 行って来ましたウエノ。
天気がいまひとつのためか、眠いですね。

やっと金曜に≪万国博覧会の美術≫展@上野 国立博物館平成館に行ってきました。
はしょって、ちょこっとさらっと、と思って行ったのに、一点一点張り付いて見、解説を読み、地図をみたら Japon の位置を探し、ときりがないほどよう見てしまいもうした。

美術品を集めた展示なので、技術関係のものは写真などもほとんど無かったのがちょっと残念。

1867から1900年代のはじめの頃までが、だいたい年代順に陳列されていましたが、地図が面白かった。そーそー、当時のガイドマップみたいなもの。
初期のパリ万博では、Japonはモロッコやチュニジア、エジプトやチナ(支邦)に挟まれ
≪非ヨーロッパのどこかの国≫、くらいのテキトーな位置にパビリオンがあってしかもスペースも小さい。
それが、80年代、1900年と次第にゴリッパになっていき、逆にモロッコ、チュニジアが離れていって(というかどこになったか見つかんなかったっす)、チナと肩を並べている。

結構無理して肩肘張っているに違いないのだけれど、日本は世界の仲間入りしたさに、猪突猛進真っ最中(鼻息荒いぜ・・・)で、解説を読むと、作品も国の役人が注文を付けて作らせたらしい。この前後を見ると、ホントに≪西洋に追いつけ追い越せ≫のプロセスが感じられる。しかも、引き算的なデザインの完璧さは、どっちつかずになりながら、崩れていったように思う。ホントに江戸期の蒔絵は完成度高かったのに〜

万博と一線を画していたロダンや、印象派の画家達などは、万博サイトに近い会場を借り、万博の選考基準には入らないゲイジュツを堂々展示していたそうだ。
オルタナティブの提案! かあ。

☆☆☆余談ですが、わたしが一番釘付けになったのが、高村光雲の木彫 老猿
・・・なのですが、これはキッと斜め上を睨みつつ、緊張した手足であたりを掴み、寄せ付けない雰囲気。
しかも左足は右足のふくらはぎをポリポリ掻いているみたい。
そして、なんとも巨大な一刀彫り。
上品な室内インテリアにはとてもなりそうな代物ではないし、かといって、幽かにアイヌの≪木彫りの熊≫の匂いがするので現代美術家にも難しいだろう。

と気になって目録を見たら、国立博物館収蔵品でした。

☆☆☆もうひとつ、初期の日本の出品作品って、精巧な竹細工をそのまま模倣した金属製や陶磁器の容器や掛け物などがあって、デザインの遷り変わりみたいなのが、なんだか面白い。

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